初日92位からフィールドベスト65で23位急浮上 菅楓華は新パターで2週連続予選落ち回避
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(10日)◇東名CC(静岡)◇6530yd(パー72)◇晴れ(観衆3667人)
菅楓華の表情に安どの色が浮かんだ。前週「日本女子オープン」で予選落ちを喫し、今週も初日は4オーバー92位と出遅れた。しかし、暫定カットラインから4打差、10番スタートの裏街道で「すごくいい集中力で回れた」とこの日のフィールドベスト「65」をたたき出し、通算3アンダー23位で最終日に進出した。
スコアを作れない原因ははっきりしていた。「カップばかり見ていて、全然自分が思ったところに打てなかった。1mがすごく怖くなっていた」と、グリーン上で不安を抱えていた。
そこで「ちょっと気分転換っていうか、ほんとに昨日がひどかった」というパターを急きょ変更。3年間ほど使ってきたブレード型のエースから、同じブレード型だが完全削り出しのピン「PLD」へ。初日33だったパット数が23と大きく改善され、「パットが良くないとスコアメークできないんだな」と改めて思い知らされた。「初めて試合で使ったので、あんまり怖いものがなかった。それでも入らなかったら、構えから直さないといけないなと思っていた」。思い切った決断が功を奏し、ビッグスコアへとつながった。
「(カットラインは)1アンダーぐらいかなと思っていて、きょうは6個取ることが目標だった」と、前半11番(パー5)で4mを沈めると、その後も “1m前後”のパットを次々と決め7バーディを奪取。ピンチだった最終9番では7mを沈めるナイスパーもあり、ボギーなしで切り抜けた。
ルーキーイヤーだった2024年10月「マスターズGCレディース」→「樋口久子 三菱電機レディス」以来、2年ぶりの2週連続予選落ちを回避した。「最近はちょっと苦しいことが多かったので、パターを思い切って変えて、いいことがありました」と笑みがこぼれる。
6月「全米女子オープン」から休みなしの19連戦。疲労が蓄積していても不思議ではない中でのビッグスコアで自信を取り戻した。「飛距離がだいぶ戻ってきて、振れるようになった」というショットと新兵器を手に、最終日はさらに上位を目指す。(静岡県裾野市/安平賢太郎)