<不惑の戦士、横尾要はなぜ……?!>
世界で活躍する日本選手たち
【 先週のREVIEW 】 3月4 - 10日
伊沢利光 21位 変わらず
片山晋呉 41位 1アップ
谷口徹 58位 2ダウン
丸山茂樹 73位 1ダウン
田中秀道 78位 1ダウン
手嶋多一 83位 1ダウン
尾崎将司 95位 1ダウン
宮本勝昌 126位 2ダウン
深堀圭一郎 129位 4ダウン
横尾要 140位 8ダウン
★ USPGAツアー Honda Classic
今シーズン6人目の初優勝者となったのはマット・クーチャー。 昨年の秋、推薦枠を使って見事シード権を獲得したクーチャーは通算19アンダー、最終日はパッティングが冴えて、2打差をつけての優勝。 世界ランキングも50ポイント獲得し、149位から50位にジャンプアップを果たし、マスターズの切符も手に入れた。 雨で第1ラウンドが順延サスペンデッドとなった今大会。 36ホールのカットラインは4アンダーだった。 田中秀道は71-70と1打足りずの予選落ち。 田中はベイヒル、プレーヤース選手権に出場することができないので、次の試合はヒューストンオープン(3月28-31日)。 初日午後からのプレー予定だった横尾 要は金曜日に36ホールを消化するということになってしまい、 74-76で予選落ち。 今週が終わった時点の世界ランキングで50位以内に入るとマスターズ出場の資格が得られた。 このチャンスを活かしたのは クーチャー、ジョン・デーリー、R・サバティーニの3名。 2週間後のプレーヤース選手権 優勝がマスターズ出場への最後の道。
賞金ランキング (10試合を消化)
1位 ブラッド・ファクソン($1,221,822)
10位 タイガー・ウッズ ($855,500)
33位 横尾要 ($366,993)
60位 丸山茂樹 ($208,965)
118位 田中秀道 ($95,502)
ノンメンバー 谷口徹 ($148,000)
★ US Senior Tour Toshiba Senior Classic
今季も好調なヘール・アーウィンが大会記録を3打も更新する好スコアーで東芝シニアクラシックを制した。 アーウィンは 今年2勝目、シニアツアー通算34勝目。 優勝スコアーは67‐64‐65の17アンダーパーで2位のアレン・ドイルに5打差をつける。 青木功は 72‐72‐69、通算イーブンパー、49位で競技を終了。 青木の賞金ランキングは現在24位(5試合に参加)。
★ Buy.Com ツアー / PGA Tour Of Australasia Jacob's Creek Open
オーストラリアのアデレードで行われた オーストラレイジアツアー と アメリカ 2部ツアー(BUY.COMツアー)の共同開催試合を制したのは ギャビン・コールス。 通算9アンダーで アメリカ期待の新人、ブライス・モールダーとの接戦に粘り勝ち、 BUY.COMツアーシード2年間を 獲得する。 優勝賞金は 約1200万円。 この試合がBuy.Comツアー開幕戦となる今田竜二は初日71、10位と好スタートを切るが、その後オーバーパーを叩き、38位で終了。 スコアーは 71‐73‐75‐74。 賞金は2460アメリカドル。
★ Casino Filipino Philippine Open
アジアPGAツアー第6戦の舞台はフィリピン・マニラ。 連日の強風で難コースのワクワクGCではオーバーパーが続出。 そんな中、フィリピンに在住するカナダ人リック・ギブソンが通算5アンダーで回り、2位に4打差をつけての優勝を飾る。 日本人選手は13人が参加、8オーバーのカットラインを通過したのは5人。 最高順位は通算6オーバーのすし石垣、順位は10位。 今大会を終えた時点で石垣のランキングは25位。 他の選手は下記の通り。
優勝 リック・ギブソン 68‐69‐73‐73 ‐5
10位 すし石垣 73‐73‐76‐72 +6
15位 白石達哉 73‐76‐74‐73 +8
53位 貞方章男 77‐70‐77‐80 +15
65位 高橋竜彦 70‐82‐75‐80 +19
68位 とよだ くにひろ 78‐71‐84‐75 +20
予選落ち:谷昭範 (80‐75)、山崎克彦(80‐75)、深沢尚人(76‐79) 鷲尾茂彦(79‐77)、けだ かすひろ(80‐77)、はせふみ てるひこ(79‐79)、坂倉俊哉(80‐79)、高橋ゆきひろ(82‐84)
【 今週のPREVIEW 】 3月11 ‐18日
★ USPGAツアー Bay Hill Invitational
タイガーウッズの大会3連覇がかかるアーノルド・パーマーがホスト役を務めるベイヒル招待。 会場はもちろんフロリダ州オーランドにあるベイヒルクラブ&ロッジ。 タイガー・ウッズの他 ミケルソン、エルス、ガルシア、デュバル、グーセン、Vシン・・ら主力選手が参加する。 今大会の為にグリーンの芝を張り替え、硬めに設定した難コースを制するのは?? 賞金総額は400万ドル、優勝者には72万ドルが用意されている。 日本からは 丸山茂樹と横尾要が参戦する。 丸山にとっては2年振り2回目の参加、横尾は初参加。
★ US シニアツアー Siebel Classic in Silicon Valley
シニアツアー8戦目は北カリフォルニア、サンノゼにあるジャックニクラス設計のコヨーテ・クリークCC。 昨年は トーナメントコースの18ホールを使用したが、今年の大会はもう1つのバレーコースの13ホール と トーナメントコース 5ホールの混合コースを使用する。 昨年の優勝者はヘール・アーウィン。 今季好調なヘールにストップをかけるのは誰になるのか?? 50歳になったばかりのウエイン・レビに注目。 青木功は参加する。 青木にとってこれで3週間連続試合となる。
★ Buy.Com ツアー / PGA Tour Of Australasia Holden Clearwater Classic
アーストラレイジアツアー9戦目は 先週に続いて アメリカ 2部ツアー(BUY.COMツアー)との共同開催となる。 今週の会場は ニュージーランド・クライストチャーチ にある クリアーウォーター リゾート。 賞金総額は 100万オーストラリアドル(日本円で6800万前後)。 Buy.Comツアーの出場資格がある 今田竜二が参加する。 オーストラレイジアツアーメンバーの龍顕一は現在オーストラレイジアツアーランキング97位にいるが、今年は予選会からなので出場はできない。
★ アジアPGAツアー Royal Challenge Indian Open
アジアPGAツアー7戦目はインド・デリー。 ツアー3戦目でもインド・デリーを訪れているが、今回の開催コースは歴史の古いデリーゴルフクラブ。 出場予定の日本人選手は すし石垣、谷昭範、貞方章男、高橋 竜彦、深沢尚人、坂倉俊哉、白石達哉、飯島博昭、浅野慶一、篠田宗一郎、鷲尾茂彦、館野成毅、金坂文夫など15名前後。 アジアPGAツアーはこの試合の後、次の韓国の試合まで5週間ほどオープンウィークがある。
★ USLPGA Tour PING Banner Health
シーズン2戦目はアリゾナ州フェニックス。 冠スポンサーでもあるPINGの工場が近くにあるムーンバレーCCが開催コースとなる。 72ホールのこの大会、昨年アニカ・ソレンスタムが 2日目に13アンダー「59」を記録し、4日間通算27アンダーで圧勝した。 今年はもちろんソレンスタムが参加、ほかにもカリー・ウエブ、朴セリが参加ということで、メジャー戦のナビスコ選手権を2週間後に控えた3人の前哨戦といえるだろう。 日本からは昨年この大会で5位に入っている福嶋晃子と 小俣奈三香、片野志保の3人が参加する。
★ European Senior Tour Royal Westmoreland Barbados Open
2002年ヨーロピアンシニアツアーは19試合が予定されている。 開幕戦はカリブ海の バルバドス島。 ツアーメンバーの海老原清治とドラゴン滝は欠場。 来週は中米のトバゴが会場。 その後、トルコを経て、ツアー4試合目、5月3週目にやっと舞台はヨーロッパ、アイルランドオープンが待っている。