「ワールドマッチプレー選手権」1回戦を突破した4名にインタビュー
2003年 HSBCワールドマッチプレーチャンピオンシップ
期間:10/16〜10/19 場所:サーレイ、ウェントワースクラブ(イングランド)
V.シンが8アンド7の大勝で1回戦を順当に突破!!
欧州ツアーイベントの1つ、「HSBCワールドマッチプレー」が、イングランドのウェントワースクラブで開幕した。この試合は、今シーズンの4大メジャーで各試合にポイント制を用い、その上位選手12名が出場することになった。タイガー・ウッズはメジャーで優勝することはできなかったが、4試合の合計ポイントで出場資格があった。しかし、今週は休養と決めていたため出場を辞退した。
初日は4試合のマッチプレーが行われた。フィジーのビジェイ・シンは、ドイツのアレックスチェイカと対戦。各試合36ホールのマッチプレーで行われるが、シンは初めの18ホールで6アップのリードを奪った。24ホールに長いバーディパットを決め9アップを奪い、早くもアップドーミーホールを迎えた。チェイカは25、26ホール目に意地を見せホールを取り返したたが29ホールで力尽き、シンが8アンド7で2回戦進出を決めた。
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チャド・キャンベルとフレデリック・ヤコブセンの試合も一方的な展開になってしまった。前半を5アップで終えたキャンベルが、6アンド5で勝利を収めた。残る2試合は息詰まる接戦。ティム・クラークとステファン・リーニーの対戦は前半18ホールはオールスクエアで、後半に入るとリーニーが2アップまでリードした。ところが26ホール目から3連続でクラークが奪い形勢は逆転。そのまま勢いで3アップまで伸ばし3アンド2で2回戦に進出。
マスターズでプレーオフの末2位になったレン・マティースと全英オープンで終盤にスコアを崩し優勝を逃したトーマス・ビヨーンの戦いも接戦。7、8、9番ホールを3連続で奪ったマティースが3アップとリードし前半を終えたが、後半はビヨーン着実にペースを奪っていった。ビヨーンがバーディを奪うというよりは、マティースがパーセーブできずに自滅する感じだった。33ホール目もマティースがボギーを叩き4アンド3でビヨーンが勝ち上がることになった。
明日2日目はディフェンディングチャンピオンのアーニー・エルスを初めマイク・ウィア、ベン・カーティス、ショーン・ミキールのシード選手が登場。メジャーを制した3人が実力を発揮できるか注目が集まる。
※【ドーミーホール】:そのホールで勝つか引き分ければ、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【アップドーミー】:そのホールで勝てば、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【スコアの見方】:例)「2アンド1」:「2」はアップ数を指し、「1」は残りホール数を指す。
マッチプレーでは、勝ちが決定したホールで試合は終了となる。