初日、松山&石川の日本はニュージーランドと同組
◇国・地域別対抗戦◇ISPSハンダ ゴルフワールドカップ 事前情報◇キングストン・ヒースGC(オーストラリア)
ゴルフの国・地域別対抗戦が3年ぶりに開催される。11月24日(木)からオーストラリア・メルボルン近郊のコースで行われる4日間大会。1組2人の28チームによるプライドをかけた団体戦が繰り広げられる。
ジェイソン・デイとアダム・スコットのペアで出場したオーストラリアが制した前回大会は、全選手がそれぞれ4日間72ホールを回り、2人のストローク数合計で勝敗を決した。今回はコンビネーションがより重要なフォーマットに変更される。初日と3日目はフォーサム(1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目と最終日はフォーボール(それぞれのボールをプレーし、1ホールごとにペアで良い方のスコアを記録)が採用される72ホールのストロークプレーとなる。
日本代表は松山英樹と石川遼がタッグを組む。8月に日本の世界ランキング最上位だった松山が、ともに米ツアーを主戦場とする石川をパートナーに指名した。
同学年で気心知れた仲であるふたりは、近年の日本ゴルフ界を牽引してきた紛れもないスターコンビ。世界ランキング6位、10月の「WGC HSBCチャンピオンズ」を含め直近の日米ツアー4試合で3勝を挙げた松山への期待は最大級に膨らんでいる。一方の石川は2月に腰椎の故障で戦列を離れてから夏場に国内ツアーで復帰し、さっそく1勝をマーク。相棒の心意気に応えようと、懸命にカムバックした。
日本勢はこれまで、1957年(霞ヶ関CC)に中村寅吉と小野光一が、2002年(メキシコ)には伊澤利光と丸山茂樹が優勝。3度目のW杯制覇を目論む松山&石川のタッグは、海外からも優勝候補の一角という評価を受けている。
ライバルと言えそうなのは、なんといっても連覇を狙う地元のオーストラリアだが、世界ランキング1位に上り詰めたデイが背筋痛により出場を辞退し、代わってマーク・レイシュマンがスコットとのコンビを組む。また、米国も団体戦の経験が豊富なリッキー・ファウラーがジミー・ウォーカーとコンビを組み強敵だ。
初日、日本はニュージーランドと同組。オーストラリアはアメリカとスタートする。
<ワールドカップ出場予定選手>
アダム・スコット、マーク・レイシュマン/オーストラリア
リッキー・ファウラー、ジミー・ウォーカー/米国
クリス・ウッド、アンディ・サリバン/イングランド
松山英樹、石川遼/日本
ラファ・カブレラベロー、ホン・ラーム/スペイン
アン・ビョンフン、キム・キョンテ/韓国
シェーン・ローリー、グレーム・マクドウェル/アイルランド
アレックス・ノレン、デービッド・リングマース/スウェーデン
トンチャイ・ジェイディー、キラデク・アフィバーンラト/タイ
ソレン・ケルドセン、トービヨン・オルセン/デンマーク
ダニー・リー、ライアン・フォックス/ニュージーランド
フランチェスコ・モリナリ、マッテオ・マナッセロ/イタリア
ベルント・ヴィースベルガー、マーティン・ウィーゲレ/オーストリア
トーマス・ピータース、ニコラス・コルサーツ/ベルギー
ユースト・ラウテン、ダリウス・ファン・ドリエル/オランダ
ヤコ・バンザイル、ジョージ・クッツェー/南アフリカ
ジョナサン・ベガス、ジュリオ・ベガス/ベネズエラ
ブラッドリー・ドレッジ、スチュワート・マンリー/ウェールズ
ビクトル・デュビッソン、ロマン・ランガスキュー/フランス
アレックス・チェイカ、シュテファン・イエーガー/ドイツ
ビジェイ・シン、クリシュナ・シン/フィジー
リカルド・ゴウベイア、ジョゼ・フィリペ・リマ/ポルトガル
デービッド・ハーン、アダム・ハドウィン/カナダ
呉阿順、李昊桐/中国
ミゲル・タブエナ、アンジェロ・キュー/フィリピン
パン・チェンツェン、チャン・シーチャン/台湾
SSP.チャウラシア、S.チカランガッパ/インド
ダニー・チア、ニコラス・ファン/マレーシア