アクセンチュアマッチプレー選手権 ミケルソンが欠場 日本勢は藤田寛之のみ
2003年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/26〜03/02 場所:ラコスタリゾート&スパ(カリフォルニア州)
決勝は大本命タイガーVSランキング6位のD.トムズ
2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」は4日目に入り、準々決勝4試合と準決勝2試合が行われた。午前中に行われた準々決勝では、大本命のタイガー・ウッズがベテランのスコット・ホークを5アンド4で下した。
今大会は全64名の選手が出場し、それぞれ4つのブロックに分けられた。タイガーはボビー・ジョーンズ ブラケットの頂点に立ち、ゲーリー・プレーヤー ブラケットを制したのはピーター・ロナードだった。このブロックにはアーニー・エルスがいたが、P.タタランギにまさかの1回戦負け。そのタタランギを2回戦で倒したロナードが準決勝まで勝ちあがった。
<< 下に続く >>
ベテランのジェイ・ハースと若手のアダム・スコットの対戦となったゲーリー・プレーヤーブラケットは、前半互角の戦いで後半はスコットの勢いが勝っていた。8番ホールから4連続でポイントを獲得し、2アンド1でタイガーが待ち受ける準決勝へのチケットをつかんだ。
そのスコットは、準決勝でタイガーを大いに苦しめた。序盤は完全にスコットペースだった。9番でオールスクエアに戻され、12番以降で1ダウンを喫しても食らいついた。最終18番でバーディを奪いエキストラホールに持ち込んだが、19ホール目にボギーを叩いてしまった。
もう1つの準決勝は、午前中にJ.ケリーを4アンド3で破り、サム・スニード ブラケットを制したD.トムズが、P.ロナードを相手に先制した。中盤3アップまで行き、勝負あったかに思えた。しかし、粘るP.ロナードは、16番でついにオールスクエアまで持っていった。こうなると勢いは完全にロナードペースになる。しかし、追い詰めたロナードは一気に勝負をかけられず、逆に最終18番でトムズがバーディを奪い、初の決勝進出を決めた。
初戦でエルスが破れ、2回戦以降ランキング40位以下の選手が多く残っていたが、決勝に進んだのはナンバー1のタイガーと今大会出場優先順位6番目のトムズ。タイガーはこの大会初制覇に向け気合い十分だ。2人のメジャーチャンプが、最終日に36ホールの死闘を繰り広げる。