2012年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ
期間:02/09〜02/12 場所:ペブルビーチGL他(カリフォルニア州)
C.ウィが単独首位に!タイガーは足踏み、ミケルソンは浮上
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ2日目◇ペブルビーチGL(6816ヤード、パー72)、モントレー・ペニンシュラCC(6838ヤード、パー70)、スパイグラスヒルGC(6858ヤード、パー72)=いずれもカリフォルニア州
予選ラウンド3日間は全選手が3つのコースを回る今大会。初日9アンダーのトップタイに並んでいた韓国のチャーリー・ウィが、ぺブルビーチGLで3つスコアを伸ばし、通算12アンダーとして2位に3打差をつけて単独首位の座についた。
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冷たい霧雨も舞う肌寒い天気の中で行われたこの日、ウィは前半12番でボギーを先行させたものの、続く13番で残り114ヤードの第2打をフェアウェイからねじ込みチップインイーグル。その後も5バーディ、3ボギーと出入りの激しい展開となったが、悲願のツアー初優勝へ向け前進した。
しかし、通算9アンダーの単独2位には難易度の高いスパイグラスヒルを「72」でまとめたダスティン・ジョンソン。2009、10年のチャンピオンは3度目の制覇に向け好位置につけている。
通算8アンダーで2人に続くのは、そのスパイグラスヒルで6バーディ、1ダブルボギーと4ストローク伸ばしたビジェイ・シン(フィジー)のほか、初日トップタイのダニー・リー(ニュージーランド)、そしてパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、ブライアン・ゲイ。さらに通算7アンダーの8位タイに、パー70のモントレー・ペニンシュラで「65」をマークしたフィル・ミケルソンが浮上してきた。
そして今大会が米ツアーの今季初戦となったタイガー・ウッズもモントレー・ペニンシュラをプレー。初日に3コースのうち最も難易度の高いスパイグラスヒルを4アンダーでまとめ、15位タイからのスタートとなったこの日は、ビッグスコアが期待されたが「68」と2ストローク伸ばすにとどまり、ライアン・ムーアらと並んで通算6アンダーの17位タイと、一歩後退している。
ウッズは1番からバーディを決め好調な滑り出しを見せ、7番までに3つのバーディを奪ったものの、結局18ホールを通じて4バーディ、2ボギー。前日29だったパット数は、この日33とグリーン上で苦しんだ。「ショットは昨日に続いてよかったが、残念なことにバーディを重ねられなかった」。3日目にラウンドする“メインコース”、ぺブルビーチで上位進出を狙う。
昨年王者のD.A.ポインツは通算5アンダーの21位タイ。前週惜しくもツアー初勝利を逃したスペンサー・レビンは、ジム・フューリック、アーロン・バデリー(オーストラリア)らと同じく通算4アンダーの28位タイ。3アンダーの27位タイから出た今田竜二はぺブルビーチで2つスコアを落とし、通算1アンダーの61位タイとベ・サンムン(韓国)、イアン・ポールター(イングランド)らと並んでいる。