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2005年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース(イリノイ州)

タイガー・ウッズが首位をキープするも混戦模様に!

スコットランド、セントアンドリュース オールドコースで開催中の今季メジャー第3戦「全英オープン」3日目。晴天には恵まれたが3日間の中で最も風が強くなり、選手のリズムを微妙に狂わせた。

上位陣でこの風の影響を最も受けたのはタイガー・ウッズだった。2位に4打差をつけてスタートしたタイガーは序盤から足踏み。オールドコースのグリーンは傾斜と芝目だけでなく、風の影響も受ける。2番では左からの風を読みすぎたのが2メートルほどのパーパットを左にはずしてしまった。

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この狂いは好調だったティショットにも影響した。6番と9番ではティショットをブッシュに打ち込みアンプレヤブル。初日、2日目とバーディを稼いでいたフロントナインはパープレーというスタートとなった。

後半も我慢のゴルフが続いた。12番でバーディを奪うも16番でボギー。17番では4~5メートルほどのパーパットをなんとか決めパーをキープ。最終18番では快心のアプローチでバーディを奪い3日目のプレーは1アンダー。トータル12アンダーで首位をキープしたが、2位とは2打差となった。

その2位には10アンダーとしたホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、さらに9アンダーの3位タイにはレティーフ・グーセン(南アフリカ)とコリン・モンゴメリー(スコットランド)、8アンダーの5位タイにはセルヒオ・ガルシア(スペイン)、7アンダーの7位タイには今年の全米オープンを制したマイケル・キャンベル(ニュージーランド)と世界ランク2位のビジェイ・シン(フィジー)など強豪が控えている。

今のタイガーは2000年の全英オープンを制したときのような圧倒的強さではないのは誰の目にも明らか。最終日は接戦が予想される。しかし、今年のマスターズをプレーオフで制したときのように、僅差をものにする術は身につけてきているタイガー。三十路目前となった今のタイガーは明日の最終日どのような戦いをするのか?過去のタイガーのデータでは、3日目終了時点でトップに立ったメジャーはすべて勝っている。

日本人選手では2日目終了時点で15位タイと大健闘中の藤田寛之が、この日はショットが不調。パッティングで何とかこらえたものの、2バーディ、4ボギーと2つスコアを落としてしまい、トータル2アンダーの39位タイまで後退してしまった。一方、イーブンパーからスタートとなった高山忠洋は2番からの4連続バーディなど7つのバーディを奪ったものの5つボギーをたたいてしまった。出入りの激しいゴルフながらトータル2アンダーとし、藤田と同じく39位タイで3日目を終えている。

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