米国男子最終日/タイガー「スイングを変えて自信がついた」
2005年 ビュイックインビテーショナル
期間:01/20〜01/23 場所:トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)
タイガー完全復活!モンスターコースを制しての逆転勝利!
カリフォルニア州サンディエゴにあるトーレパインズGCノースコースとサウスコースで開催されている、米国男子ツアー第3戦「ビュイックインビテーショナル」の最終日。決勝ラウンドは、全長7,607ヤードあるサウスコースで行われている。大会2日目から濃霧の影響で試合進行が大幅に遅れてしまい、この日朝早くから第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われた。
相次ぐ中断のため長丁場となった最終日、大逆転で優勝を飾ったのはタイガー・ウッズだった。通算14アンダーの暫定首位でスタートしたタイガーは、15番から17番で3連続ボギーを叩き大きく後退。その後1つスコアを戻すも通算12アンダーの5位タイで第3ラウンドを終了した。
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続く最終ラウンド、前半で3つスコアを伸ばして再び優勝争いに加わると、首位を走っていたルーク・ドナルド(イングランド)が、14番でダブルボギーを叩き失速。初日から首位に立って、大会を引っ張っていたトム・レーマンもタイガーと並走していたが、17番で痛恨のボギーを叩き後退した。
最終18番パー5をバーディで締めくくったタイガーが通算16アンダーで逆転優勝。公式戦「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」以来、1年ぶりの優勝を飾った。また、ストローク戦でいうと、2003年10月に行われた「WGC アメリカンエキスプレス選手権」以来、久々の勝利となる。
そのほかの注目選手たちは、チャールズ・ハウエルIIIが通算13アンダーの3位タイでホールアウト。ハウエルは、最終18番パー5の3打目がピンに当たり、あわやイーグルという場面だったが、ピンに当たって大きく跳ねてしまい、不運にも手前の池につかまってボギーとしてしまった。アーニー・エルス(南アフリカ)は、チャージをかけることができず、通算10アンダーの6位タイどまり。王者ビジェイ・シン(フィジー)は、最終日にスコアを崩してしまい、通算5アンダーの24位タイ。今季初戦となるフィル・ミケルソンも第3ラウンドでスコアを落とす形となり、通算イーブンパーの56位タイで競技を終えた。
日本勢では、今回スポット参戦の谷口徹が5アンダーを維持して、24位タイでホールアウト。丸山茂樹は、最終ラウンドの前半で大きくスコアを崩したが、上がり4ホールで怒涛の4連続バーディを奪い、通算4アンダーの30位タイでフィニッシュ。今田竜二は、最終ラウンドでスコアを崩して通算7オーバーの76位タイで4日間を終えている。