レギュラーツアー最終戦 石川遼、シード奪取なるか 松山英樹も参戦
2013年 ウィンダム選手権
期間:08/15〜08/18 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
パワーランキング:ウィンダム選手権
いよいよシーズン最終戦!「フェデックスカップ」プレーオフに続く米国ツアーの今シーズンの終わりを告げるのが、今週の「ウィンダム選手権」だ。
156人もの選手が、セッジフィールドCCで生き残りを賭けて争い合う。「フェデックスカップ」ランキング上位125人に入らなければ、翌週の「ザ・バークレイズ」には参加できない。仮にランキング125位から外れてしまっても、賞金王リストで上位125位以内に残ることが出来れば、その選手は2013-14年シーズンの予選会免除の資格を得る。
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パー70のセッジフィールドでは、激しい争いが予想される。過去5年間、この大会が開かれたこのコースは、パー70コースのうち、最もスコアが出やすいコースのひとつという評価を受けている。昨年の平均スコアは「69.373」で、米国ツアー大会に加わった2008年以来最高の数字だった。これは、わずか3ヶ月前に「ベントグラス」から「チャンピオン・バミューダ」にグリーンの芝を変更したことが理由に挙げられている。
昨年のグリーンキープ率は67.6%。71%を下回ってしまったのは初めてのことだった。パー4とパー5でのスコア平均はそれぞれ「4.04」「4.51」で、実際にセッジフィールドで行われる大会で、いずれも最高スコアを記録した。
5つのロングホールのカップまでの距離の平均は34フィート6インチ。ラフからの距離は米国ツアー最長となる52フィート1インチがこのコースの特徴だ。好スコアが続出した場合にはフェアウェイ上でのショットは大きな問題ではないと思われがちだが、ラフからの距離はティオフの際にどのクラブを使うか、頭を悩ませそうだ。
6,500平方フィートを誇るセッジフィールドのグリーンは、毎日降り続く雨により、止まりやすくなるだろう。予報では涼しい気候となる見込みで、華氏70度に達するかどうかというところ。風はそこまで気にする必要はなさそうだ。
◆パワーランキング
1、ザック・ジョンソン
2008年大会で26位タイとなって以来、初の出場。先週の全米プロゴルフ選手権では8位タイに入り、4大会連続(今シーズン5度目)のトップ10フィニッシュを果たした。連続トップ10入りを更新している間のアジャステッドスコアリングは0.85を記録し、現在は47位。
2、ウェブ・シンプソン
2010年の8位タイから2011年は優勝と躍進したものの、昨年は22位タイに終わった。先週の全米プロゴルフ選手権では2日目に当時のコースレコードタイとなる「64」でラウンド、25位タイに食い込んだ。アジャステッドスコアリングは16位。
3、ブラント・スネデカー
RBCカナディアンオープンでの優勝以降、8ラウンド連続でパー以上の成績と振るわない。ウィンダム選手権では出場5度で4度の予選通過、2009年は5位タイ、2010年は8位タイ。直近のパットのスコア貢献率は10位、アジャステッドスコアリングは9位だ。
4、ビル・ハース
WGCブリヂストンインビテーショナルでは7位タイ、全米プロゴルフ選手権では25位。9試合連続でトップ10入りを継続中。今大会は過去5度の出場で予選通過は3回。パーオン率は12位、アジャステッドスコアリングは18位、パー4スコアリングは3位タイ。
5、セルヒオ・ガルシア(スペイン)
昨年のウィンダム選手権で優勝した。参加した24大会中23大会(ベイヒルでは棄権)で、優勝2回と9度のトップ10入り。初出場となった2009年のウィンダム選手権2009年大会は4位、パットのスコア貢献率1位。
6、ティム・クラーク(南アフリカ)
2008年ウィンダム選手権(セッジフィールド)では6位、昨年は2位。出場した8ラウンド全てでアンダーパーを記録し、平均スコアは66,125。米国ツアー1位のフェアウェイヒットとラフからの正確性が武器だ。
7、松山英樹
プロ転向後、信じられない好成績を連発し、日本ツアーから参戦。25位以内が4度と素晴らしい成績をおさめている。全英オープン6位タイ、全米プロ19位タイの成績。現在、世界ランキングで29位につけている。
8、ロバート・カストロ
全米プロゴルフ選手権ではマーク・ウォーレンらと並んで12位タイ。最近5試合で3度目となる15位以内を記録した。パーオン率は33位、スクランブル率は26位、パー4コースの平均スコアは31位タイだ。
9、パトリック・リード
今大会2度目の出場(2011年は66位タイ)。最近ではジョンディアクラシックで7位タイ、カナディアンオープンで9位タイと2試合続けてトップ10入りし、8ラウンド連続でアンダーパーを記録した。現在パットのスコア貢献率は45位、パーブレイカーズで37位、スクランブル率では41位。
10、チェズ・リービー
9戦連続で予選通過し、その内4度は25位以内の成績。ウィンダム選手権では2009年10位タイ、2011年9位タイを含め出場3度すべてで予選を通過中。フェアウェイキープ率は8位、パーオン率は24位、プロキシミティは3位、パー4コース平均スコアでは8位タイ。
11、デビッド・トムズ
リノタホでは16位タイ、全米プロゴルフ選手権では今シーズン最高の単独7位。この2大会では2目以降の3日間をアンダーパーでラウンドした。2010年の単独2位を含めウィンダムには5度出場。
12、ロリー・サバティーニ(南アフリカ)
リノタホで7位タイと2度目のシーズンベストの成績を収め、1週間の休暇をとった。直近の3試合連続を含め、最近出場した5試合中4試合で20位以内。初出場となった昨年のウィンダムは予選落ちだった。パーオン率は25位、パーブレイカーズは5位。
13、ジョン・ロリンズ
相性のいいリノタホで20位タイとなり、今シーズン11度目の25位以内入りを果たした。過去のウィンダム選手権では2010年3位、2011年25位タイの成績。パーオン率は19位、パー4コースの平均スコアで18位タイ。
14、クリス・カーク
フェデックスカップ31位、2013年の未勝利選手のなかでは11位につけている。トップ10が3度、25位以内が6度。昨年のウィンダム選手権は22位タイ。パットのスコア貢献率は24位、パー4コースの平均スコアで3位タイ、スクランブル率は1位を誇る。
15、ジミー・ウォーカー
フォームを乱している最中で、直近の5試合で予選通過は1度のみ。しかしグリーンブライアークラシックでは2位タイに食い込んだ。昨年のウィンダム選手権での4位タイは、過去5度の出場のなかで最高の成績。アジャステッドスコアリング34位。