昨年は5日間にわたる戦いを制し4シーズンぶりの勝利を掴んだセルヒオ・ガルシア（Hunter Martin/Getty Images）

米国男子ツアーの「ウィンダム選手権」は15日（木）から4日間、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで行われる。1月から始まったレギュラーシーズンの最終戦。次週からは4試合にわたりシーズンの上位選手のみが出場するフェデックスカップ・プレーオフが開催される。

来季のシード権獲得をかけた大詰めの一戦だ。今大会終了時のフェデックスカップランキング、または賞金ランキングで125位以内から漏れた選手（200位まで）は、8月最終週から始まる下部ツアー選手との入れ替え戦、ウェブドットコムツアーファイナルに向かうことになる。そしていま、その厳しい現実を突き付けられているのが、今季本格参戦した石川遼だ。

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成績不振の続いた石川は前週のメジャー「全米プロゴルフ選手権」では29位に終わり、両ランキングとも大幅な浮上はならなかった。今大会でツアーカードをキープするためには、4位前後の成績が求められそうだ。前週既に来季出場権をほぼ手中に収めた松山英樹とともに、大きな注目が集まる。

プレーオフに備えて今週を休養に充てる選手も多い中、出場者リストにはビッグネームも並ぶ。昨年大会を制したセルヒオ・ガルシア（スペイン）のほか、ウェブ・シンプソン、カール・ペターソン（スウェーデン）ら歴代王者も参戦。ノースカロライナ州第3の都市グリーンズボロは、緊迫感に包まれた週末を迎える。

【主な出場予定選手】
S.ガルシア、A.アトワル、チェ・キョンジュ、E.エルス、B.ハース、P.ハリントン、石川遼、Z.ジョンソン、M.カイマー、ドンファン、松山英樹、ノ・スンヨル、W.シンプソン、Y.E.ヤンほか