【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全米プロレポート2013<5>】
2013年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/08〜08/11 場所:Oak Hill CC
「70」のラウンドを終え練習場に向かったタイガー・ウッズ
全米プロゴルフ選手権2日目を「70」でラウンドした後、タイガー・ウッズは時間を無駄にすることなくインストラクターのショーン・フォーリー氏と共に、オークヒルの練習場へと向かった。
今シーズン最後のメジャー大会を、1オーバーで折り返したウッズ。首位を走るジェイソン・ダフナーには10打差をつけられている。ウッズは2005年のマスターズでは2日目を終えて首位に6打差をつけられていたが、3日目、4日目をそれぞれ「65」「71」で回り、最後はプレーオフでクリス・ディマルコに勝利し優勝した。過去のメジャー大会でウッズが見せた最大の逆転劇だ。
<< 下に続く >>
彼は1999年のビュイックインビテーショナルでも2日目を終えて9打差をつけられていたが、週末の2日間で「62」「65」を記録し、オリン・ブラウンに2打差をつけて優勝した。この大会8度の優勝を誇るウッズにとって、これが自身初勝利だった。
「言うまでもなく、残り2日間でとてもいい記録を出さなければならない」とウッズ。「このコースはとても柔らかく、可能性は大いにある。インプレーを継続して常にホールに近づければ、パットで果敢に攻めることができる」。
ウッズはこの金曜日、7度しかフェアウェイをキープできなかったが、18ホール中13ホールでパーオンした。14番ではドライバーで1オンも、3パットでパーを記録し、1日を象徴するようなプレーを見せた。15番、17番でバーディを記録するも、16番、18番でそれぞれボギーを記録した。
今シーズン通算5勝、先週のWGCブリヂストンインビテーショナルでも圧勝したウッズは、初日にパットを27打要したのに対し、この日は32打。いずれの日も思うようなプレーができなかったと、ウッズは語った。
「周囲はあまり気にしないようにした」とウッズ。「気にしてしまったら、自分のペースも見失ってしまうからね」。
この2日間、ずぶ濡れとなったドナルド・ロスのコースで記録されたスコアを見れば、ウッズも自信を持てるはずだ。ダフナーはメジャー史上26番目のロースコアにあたる「63」を記録し、通算9アンダーで首位を走る。しかし同時に、彼等がまた明日も良いプレーをするチャンスがあることも、ウッズは理解している。
ウッズは今大会、メジャー大会通算15勝目を目指している。前回優勝の2008年全米オープン以降、17大会に出場している。
「やるべきことをやり、良いラウンドを回りたい」とウッズ。「同時に、既に上位とは大きな差がついているので、彼等が明日も良いプレーをするとなると、厳しい戦いになる」。
「とにかく出て行くからには全力を尽くし、60台前半から半ばのスコアで回りたい。何人かの選手が今日やってみせたようにね。14ホールを回って7アンダーだった選手たちが何人かいたんだ。間違いなくできるはずだ」。
- アダムスコット選手、スペシャルコンテンツ公開中!
- 「ユニクロのウェアは、コースでも常に快適でした。」アダム・スコット選手が認めたウェアを、あなたに。 全英オープンゴルフでの着用予定アイテムや、ザ・メモリアルトーナメント、全米オープンでのスタイリングをご紹介。 汗をすばやく乾燥させるドライ機能商品から少し肌寒い時に重宝するニットやダウンベストまで、ユニクロのウェアがあなたのゴルフを快適にします。