14歳グァン、PGAツアーで健闘中
2013年 チューリッヒクラシック
期間:04/25〜04/28 場所:TPC Louisiana
強風にも負けず、グローバーがリードをさらに広げる
チューリッヒクラシック 3日目、ケビン・スタドラーは、早朝にラウンドするアドバンテージを得た後、自分が上位争いにまで上り詰めるとは思っていなかった。終わってみれば首位とも5打差以上になっているぐらいに予想していた。
しかし、午後は風が吹き荒れ、結果としてスコアはいつもより高くなった。おかげでスタドラーや他の大勢の選手が、大幅に順位を上げることとなった。
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そんな強風が吹き荒れる中、ルーカス・グローバーは18番でもバーディを奪い、2位以下とのリードを2打差に広げた。勝てば2年振りの優勝だ。ところがグローバーの妻は女の子を妊娠中で、もし間もなく娘が生まれるとの連絡が入れば、グローバーは一目散に会場を後にするだろうと言っている。
2009年全米オープンの覇者グローバー。この大会3日目は、2アンダーの「70」で回り、通算14アンダーでリードしている。
「ところどころ思った以上に風が強かった。でも1打差のリードでスタートして、現在は2打差だから、そう慌てることもない。良い要素はまだある」とグローバーは語った。
カイル・スタンリー、ジミー・ウォーカー、ビリー・ホーシェル、D.A.ポインツの4選手は2位タイ。3日目の成績はそれぞれ、スタンリーが「65」、ウォーカーとホーシェルが「66」、ポインツが「70」だ。
「それほどでもなかった。そんなに風は強くなかった」と語ったのはスタンリー。ティオフは最終組より2時間以上前で、その時はまだ穏やかなコンディションだったという。「だからショットもかなり狙い通りに打つことが出来た」と明かしている。
スタドラーは、スタンリーとともに3日目のベストスコア「65」を記録して、首位と3打差の通算11アンダー。また、首位から4打差内には10選手、5打差内では16選手がひしめく。「今日はスコアを伸ばせてよかった」とスタドラーは言った。
14歳アマチュア、中国のグァン・ティンランは、3日目を「77」として通算2オーバー。予選を通過した71選手のうち最下位に後退した。グァンは、2週間前の「マスターズ」で58位タイ、史上最年少で予選を通過した。また、2週間後に迫ったダラスで行われる全米オープンの出場資格も手にしている。
「上手くプレーできなかった。ダメなラウンドだった」とグァンはこの日を振り返った。
2日目を首位グローバーと1打差で終えたブー・ウィークリーは、この3日目は「73」。18番では2パットでバーディを奪い、通算10アンダーにまとめた。
「ちょっと調子が悪かった。序盤はいい感じのところもあったけれど、パターで崩れてしまった感じだよ」とウィークリー。
5位タイで3日目を迎えたアーニー・エルスは、この日のスコアを「72」とし、通算8アンダーで17位タイに後退した。
2011年の大会優勝者、バッバ・ワトソンは、「72」で通算6アンダーだった。
首位グローバーは、7番と8番でもバーディを奪って14アンダー。前半は、パー5の11番で短いバーディパットを決めて、3打差のリードを奪う通算15アンダーだった。しかし、パー3の14番でパーゼーブに失敗し、再び14アンダーに。18番は、10フィートのイーグルパットを外したが、バーディを奪っている。
「バーディフィニッシュはいつでも嬉しいものだよ。イーグルで終えられたら良かったけど、いつも通りのパットが打てたから納得している」とグローバーは語った。
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