B.スネデカーが通算19アンダーで今季初優勝
2013年 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ
期間:02/07〜02/10 場所:ペブルビーチGL他(カリフォルニア州)
AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ最終日 レビュー
「スネデカーは今、間違いなく地球上でNO.1のゴルファーだよ」。イアン・ポールターはオーランドの自宅からツイッターでつぶやいた。「彼のゴルフは、手が付けられないほど絶好調さ」。
32歳、ナッシュビル出身のスネデカーは、これで今季の5戦を優勝1回、2位2回、3位1回と非の打ちどころがない成績だ。彼は「ファーマーズインシュランスオープン」ではウッズを追撃したり、「ウェイストマネジメントフェニックスオープン」でもミケルソンを猛追したが、トーナメントリーダーが大差のリードを奪って最終日を迎えていたために、勝機がなかっただけなのかもしれない。
<< 下に続く >>
スネデカーは(サンフランシスコ近くの)ベイエリア出身で、31歳のジェームス・ハーンと首位タイでスタート。序盤の7ホールで1イーグル、3バーディを奪った。スネデカーは9番ホールでスリーパット、この日唯一のボギーを叩いたが、それを取り返すかのように直後の2連続バーディで巻き返した。
ハーンは、キャリア初となる最終日・最終組のラウンドで、何か新たな学びを楽しみにしていた。そしてスネデカーのパッティングを肌で感じたという。
「彼はゴルファーである前に、素晴らしい人間ということを学んだ。彼こそはワールドクラスの選手だ」と、ハーンは語った。「彼は今、本当に最高の選手のひとりだ。もし誰か異論を唱える奴がいるならば、彼は昨年からずっとそう(最高)だったはずだ。ゴルフ場を離れたとき、ひとりの人間としてどう振る舞うのだろうと思ったが、それもワールドクラスだった。間違いなく彼は、この日の優勝にふさわしい男だったよ・・・。(首位タイで最終日を迎えた)私は、誰に訊かれても間違いなくこう答えるさ。彼がこの大会で優勝することには、なんの疑いもなかったよ、とね」。
スネデカーも同様の意見であった。
「今日は本当に、優勝すること以外は考えませでした。目標はひとつ、そう、たった一つ。そして1日中、集中力が切れることはありませんでした。我慢のゴルフをすることが本当によくできたし、思うようにゴルフをすることができましたから」。
スネデカーは、「マスターズ」へ向けて追い込みをかける前に、マウイでしばしの休暇に入る。
スネデカーにとっては、メジャー大会での優勝が次なるステップだ。彼は、パットに絶対的な自信があり、ティショットのフェアウェイキープ率も目覚ましく、驚異的な存在としてその地位を確固たるものにしている。