感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
「プレジデンツカップ」の展望
「ライダーカップ」ほどの加熱ぶりは見せないものの、今回のホスト国、南アフリカにとっては国をあげたイベントとなる「プレジデンツカップ」。アメリカ選抜vs世界選抜で繰り広げられる大会の代表選手、アーニー・エルスとキャプテン、ゲーリー・プレーヤーの母国での戦いともなれば盛り上がりは当たり前。
アーニー・エルス
「南アフリカにとって素晴らしいチャンスですよ。アメリカからはかなりの遠出だけど、みんな来てくれると聞いているから嬉しいよ。ゴルフ界とプレジデンツカップにとって素晴らしい貢献になるだろうね。開催コースも素晴らしいし、楽しんでもらえると思うよ」
対するアメリカのキャプテンはジャック・ニクラス。ニクラスは過去唯一アメリカ国外のオーストラリアで開催された1998年大会のメンバーで悔しい負けを味わっているだけに、今回の海外遠征での「プレジデンツカップ」には気合が入っているという。
アメリカ選抜に選ばれる可能性がある選手で注目は今季絶好調のジェイ・ハース。1994年の初開催時にもアメリカ選抜のメンバーだったジェイ・ハース。
ジェイ・ハース
「49歳になってまたプレジデンツカップの選抜メンバーに入れるなんて嬉しいね。こういった選抜チームに入れるのは長い期間を通じて好プレーを持続させなければならない。その安定した好プレーを評価されての選抜だし、また国を代表できる光栄を味わえる。ライダーカップほどの盛り上がりはないかもしれないけど、選ばれた選手としては特別な大会なんだよ」
今回参戦するメンバーの中でジェイ・ハース同様、初開催時にメンバーだったのはフィル・ミケルソンとデービス・ラブIIIの2人。
デービス・ラブIII
「ぜひニクラスに海外遠征でのプレジデンツカップで勝ち星をあげてあげたいね。また大会もいろんな行事は削ってくれたみたいだよ。選手達にとってやり易いように考えてくれている。ライダーカップに比べればもっと気楽に楽しみながらプレーできるよ」
「全米プロゴルフ選手権」明けの月曜日にキャプテン推薦が発表される。
◇アメリカ選抜チーム・ポイントランキング(ビュイック・オープン終了時現在)
1位タイガー・ウッズ、2位ジム・フューリック、3位デービス・ラブIII、4位デビッド・トムズ、5位ケニー・ペリー、6位フィル・ミケルソン、7位ジャスティン・レナード、8位クリス・ディマルコ、9位ジェリー・ケリー、10位ボブ・エステス、11位チャールズ・ハウエル3世、12位フレッド・ファンク