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タイガーのライバル!?デービス・ラブIII

今季7戦で2勝。いま最もタイガーのライバルとして注目を浴びているのがデービス・ラブIII。1964年の「マスターズ」に父のデービス・ラブJr.が参加した直後に生まれたとのこと。

デービス・ラブIII
「ジョージア州に生まれ育った私にとってマスターズはとても大きな存在。子どもの頃、この大会はただのメジャーではなく、唯一のメジャーというような位置付けだった。父に連れられ観戦しに来た時、父がここでプレーしたときの話を聞いたのを覚えている。もし優勝できれば本当に名誉なことだと思う」

今までに2度、グリーンジャケットに手が届きそうな位置に近づいたラブIII。1度目は1999年。ホセ・マリア・オラサバルに僅差で優勝を奪われ、2度目の1995年には彼にとって試練といえる出来事があった。「マスターズ」前週のトーナメントに優勝してギリギリで出場権を獲得したが、その直後、友人で恩師でもあるハービー・ペニック氏が死去。同じ弟子のベン・クレンショウと相談したラブIIIは「マスターズ」を棄権してでもペニック氏の葬儀に立ち会うと言い出した。しかしクレンショウの説得に合い、「マスターズ」に向けてオーガスタ入り。練習ラウンドに臨んだ。一方クレンショウは葬儀に立会い、ギリギリでオーガスタ入り。しかし最終日ラブIIIと優勝争いをして2度目の「マスターズ」タイトルを手にしたのはベン・クレンショウだった。

デービス・ラブIII
「クレンショウが勝った時、私がなにかミスをしたとかではなかった。クレンショウが素晴らしいプレーをしたんだ」

ツアー18年目のラブIIIにはメジャー・チャンピオンの肩書きはあるものの、「マスターズ」はまだ手に出来ていない。しかし今季準メジャー「ザ・プレーヤーズ選手権」で見せ付けた強さに誰もが期待する。

デービス・ラブIII
「優勝候補者のリストに戻れて嬉しい。いろんな人に優勝候補として選ばれるのも光栄だけど、何よりも自分で自分を優勝候補だといえるこの自信が大きい」

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