PO制した新星特集! 涙の初Vセキ・ユウティン&勝利の雄たけび大西魁斗
2022/09/06 17:00
国内ツアーは男女ともにプレーオフまでもつれ込みました。女子ツアーを制したセキ・ユウティン選手は思わず涙。挫折を乗り越えつかんだ勝利に喜びもひとしおです。男子ツアーでは大西魁斗選手が初勝利を挙げました。9歳で渡米し本格的にゴルフを学んだ23歳が語った夢とは?
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「自分は天才と思っていた」 セキ・ユウティンの挫折とうれし涙
2014年にプロ転向し、18歳で中国ツアーの賞金女王に輝いたセキ・ユウティン選手。日本ツアーには2017年から参戦しています。度重なる予選落ちと挫折を経験する中で、「自分の力で何でもできる」という考えが崩れていったといいます。練習内容を見直すなど試行錯誤の末に手にしたツアー初優勝に涙を流しました。
岡本綾子に続く2人目ならずも 畑岡奈紗が見せた連覇への執念
畑岡奈紗選手は通算14アンダー7位でフィニッシュ。日本勢2人目の米ツアー大会連覇とはなりませんでした。悔しさを口にしましたが、今季7度目となるトップ10入り。2連続ボギーをたたいたものの、最難関ホールでバーディを決めるなど前年覇者としての意地を見せました。
「負けたと思った」 大西魁斗の逆転Vまでの10分間
優勝ジャケットを羽織った大西魁斗選手は1998年生まれの23歳。9歳の時に渡米し、プロアスリートの育成で世界的に有名なIMGアカデミーに籍を置いて本格的にゴルフを学びました。昨年、大学を卒業後にプロ転向。世界を見据える大西選手の活躍に注目です!
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国内女子:ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント
セキ・ユウティン選手にとってあこがれのフォン・シャンシャン選手は今年8月に引退を表明。残念がっているのかと思えば「新しい道、祝福ですね」とニッコリ。セキ選手も「引退したらアカデミーを作って後輩の育成を」と考えていて、今回の優勝賞金の一部はその夢に向けて貯金にするそう。日本語はほぼ通訳いらずで、先生をつけて英語の勉強にも励んでいるとか。プロたるゆえんを見ました。(石井)
国内男子:フジサンケイクラシック
プレーオフを制して初優勝を決めた大西魁斗選手は南カリフォルニア大学で、ビジネスを専攻していたそうです。友達とは、ゴルフ以外にも社会情勢や経営の話をするのが楽しいそうで、プロアマ戦でもゲストのアマチュアプレーヤーたちと仕事や趣味の話で盛り上がっていました。起業にも興味を持っていたようで、プロゴルファーにならなかったらビジネスマンとして大活躍していた、かも?(谷口)
米国女子:Danaオープン by マラソン
プロアマ戦で畑岡奈紗選手を撮影するため待機していたとき、キャディのグレッグ・ジョンストンさんに手招きされました。「今週は『bad golfer』だから気を付けて」。言われた通り“避難”すると、最初に打ったアマチュアの打球は右へ低く飛び出し、少し前まで記者が立っていた辺りの木を直撃しました。普段からゲストの腕前も練習場でチェックしているそう。ベテランキャディの観察眼に命を救われました。(亀山)
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Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic