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2022年 Danaオープン by マラソン
期間:09/01〜09/04 場所:ハイランドメドウズGC(オハイオ州)

岡本綾子に続く2人目ならずも 畑岡奈紗が見せた連覇への執念

◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 最終日(4日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd(パー71)

3打差4位から出た畑岡奈紗は6バーディ、3ボギーの「68」で回り、通算14アンダー7位でフィニッシュした。1987、88年の「京セラ稲盛クラシック」を制した岡本綾子に続く日本勢2人目の米女子ツアー大会連覇には届かず、「結果的に4打差。思い返してみれば、この4日間で4打は詰められたところがあったなというのが正直な気持ち。悔しさの方が大きい」と言ったが、ツアーで6番目に多い今季7度目のトップ10入りで意地を示した。

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前半4番で3Wのティショットを右の林に打ち込み、セカンドは左後方に出すのが精いっぱい。5番も雨が強まる中で深い右ラフにつかまって2連続ボギーをたたいた。トップの背中が遠のく状況でも諦めない。「今週、なんとなくイメージが良かった」という6番(パー3)で反撃のバーディを奪い、1打目でテーマとするフェードボールが必須の7番(パー5)も今週初めてバーディ。8番(パー3)も3連続として拳を握った。

9番でチャンスを逃しても立ち止まらない。この日難度2番目の10番、4日間を通して最難関の11番で2連続バーディを決めた。「自分の思ったようなスイングができていたし、狙い通りのショットができていた。その流れが悪くなってしまった」と悔やんだのが12番。フェアウェイからPWでのセカンドを右のファーストカットに外した。怒涛(どとう)のラッシュは小休止となり、「途中大事なところで伸ばせなかったのが上まで届かなかった敗因かな」と唇をかんだ。

それでも17番(パー5)では同組のリン・シユ(中国)が右のバンカーから直接決めた後、左のバンカーからあと10㎝で立て続けのチップインイーグルというショットを披露。今週幾度となくピンチを救った得意のバンカーショットで終盤にも見せ場を作った。

ディフェンディングチャンピオンとして大きな期待を背負い、堂々と戦い抜いた4日間。「去年みたいにすごく自分の調子も良くて、“これは行けるな”という感じではなかった。(それでも)最低限、トップ10をキープできたのは良かった」とホッとしたように話す。

得意とする秋のツアーカレンダーには、昨年大会も含めて過去2勝の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」(23日~/アーカンソー州ピナクルCC)も控える。「ウォルマートもありますし、残りの試合を頑張っていきたい」。3週後、再びレジェンドに続く快挙へチャレンジだ。(オハイオ州シルバニア/亀山泰宏)

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