岩井千怜 歴史に名を刻む2週連続V/松山が約1カ月ぶりに72ホール完走
2022/08/23 17:00
岩井ツインズの妹・千怜選手が後続の猛追を振り切って2週連続優勝!歴史に名を刻む偉業達成を、姉の明愛選手と喜びました。PGAツアーのプレーオフ第2戦では、負傷で途中棄権、欠場が続いていた松山英樹選手が久々の72ホール完走。次戦のシーズン最終戦に向け、一安心の結果となりました。1週間の注目ニュースを振り返ります。
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史上3人目の快挙達成!岩井千怜のドキドキ18ホールを振り返る
前週ツアー初Vを挙げた岩井千怜選手がまた優勝!ツアー初制覇からの2週連続優勝は、1990年の西田智慧子選手、2005年の表純子選手に続く史上3人目の快挙です。「一日ずっと緊張していた」と話す20歳のルーキーは、偉業が目前にちらつくなか、何を思ってプレーしていたのでしょう。
首痛続く松山英樹は完走も結果に嘆き 次戦はシーズン最終戦
首の痛みを抱えながらの大会となった松山英樹選手が72ホールを無事完走。開幕前日には「あした18ホールできるか…」と不安をこぼしていましたが、満身創痍の状態でも、培ってきた経験と技を生かしてプレーオフ第2戦を戦い抜きました。しかし、本人は結果に満足できないようで…
「いいとこ見せてやろう」渋野日向子は姉妹タッグに満足げ
最終日を「76」として22位に終わった自身の結果を悔やんだ渋野日向子選手ですが、妹の暉璃子選手とコンビを組んだチーム戦には満足げな様子。初めてのプロの試合で堂々たるプレーを披露した妹の強心臓っぷりを、「自分が欲しいレベル」と絶賛しました。最初で最後かもしれない貴重な姉妹タッグを、姉・日向子選手が振り返ります。
岩田寛が逃げ切りで7年ぶりの大会2勝目 甲子園戦う母校に最高のエール
41歳・岩田寛選手が初の逃げ切りVでツアー4勝目を挙げました。奇しくも、この日は母校・仙台育英高の野球部が7年ぶりの甲子園決勝戦に臨む前日。「僕の思いが届いてくれれば」と、東北勢の悲願である優勝を目指す母校の後輩たちにエールを送りました。
LAST WEEK NEWS
国内女子:CAT Ladies
ツアー史上3人目の歴史的Vを遂げた岩井千怜選手。18番でのウイニングパットの前には水を一口含んで胸に手を当てるなど、グリーンサイドで観ていたこちらにも緊張している様子が伝わってきました。優勝会見では、メルセデスランキングの年間女王争いについての質問に対して「全然そこのレベルではないので、全くその意識はないです」。その謙虚な姿勢と、丁寧な受け答えがとても印象的でした。(内山)
米国男子:BMW選手権
痛みを抱えた首の治療のため松山英樹選手が一時帰国した前週末、早藤将太キャディは米国で主人の帰りを待ちました。欠場した試合が行われたテネシー州メンフィスから今週のデラウェア州ウィルミントンまで車で数日かけて、2000km近いドライブ。試合のない時間が長引き、今週は「早く働きたい…」と試合前はヤル気満々でしたが、久々の72ホール完走は「めちゃくちゃ疲れました」と、さすがにこたえたようです。(桂川)
他ツアー:シモーネ アジアパシフィックカップ
渋野日向子選手の妹、暉璃子選手は明治大学の文学部・英米文学科で学んでいます。記者はゴルフ部ではなかったので決して先輩風を吹かせるつもりもなく、10年以上前に明大の文学部を卒業したことを伝えると、なぜか姉妹の母・伸子さんのテンションがアップ。「キリコ、先輩と一緒に写真撮ってもらおうか?」と、不思議な2ショット撮影が始まりました。パワフルさとあふれるユーモア。渋野家のDNAでしょうか。(亀山)
国内男子:長嶋茂雄招待セガサミーカップ
空港職員の人手不足による混乱もあってか、欧州の試合に出た選手からロストバゲージ被害をよく耳にしました。体調不良で欠場になりましたが「全英OP」以来のツアー参戦だった中島啓太選手と行動を共にしていた人によると、日本への飛行機に乗って離陸したかと思えば機内アナウンスで「いつもご利用ありがとうございます。当機ではお客様の荷物を載せられずに離陸致しました」と“荷物ゼロ宣言”が流れたとか。空港で見たアレは…。(石井)
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Edited by : 武田涼花
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