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米国女子ツアー今季最後のメジャー「全英女子オープン」プレビュー

昨年は朴セリがサニングデールで優勝を決めた「全英女子オープン」。今年は過去に数々の「全英オープン」が開催されたターンベリーで開催される。1977年にトム・ワトソンジャック・ニクラスに競り勝ち、2つ目の全英タイトルを手にした。また86年の2日目にはグレッグ・ノーマンが63をマークし、メジャー初制覇。そして94年にはニック・プライスが初の全英オープンを制している。今度は女性陣がこの由緒正しき名門コースに歴史を刻むことになる。そしてスコットランドの西海岸線にあるこのターンベリーは今年コース誕生100周年を迎える。

ローラ・デービース
「10年前なら考えられない名誉ね。こんな名門で女子のメジャーを開催できるなんて。でもそれだけ米国女子ツアーの評価があがったということだと思うと嬉しいです」

アニカ・ソレンスタム
「やっと米国女子ツアーも認められた証拠ですね。このようなコースでプレーできて、これで全英女子オープンの格が上がった。素晴らしい経験をさせてもらえていると思う」

カリー・ウェブ
「以前ロイヤルリザムでの開催もかなったし、今回はターンベリー。女子のメジャーにこれだけ素晴らしいコースでプレーするチャンスを与えてもらえたのは本当に嬉しい」

ジュリー・インクスター
「伝統あるコースで女子のメジャーを開催できることは米国女子ツアーにとって素晴らしい進展」

そして昨年のチャンピオン、朴セリも、プレッシャーだけでなく、このコースで連覇を達成するのは困難だと、気を引き締めていた。

朴セリ
「連覇ということを意識すると余計に肩に力が入ってしまうので、あまり考えないようにしている」

一方、同じ韓国出身で過去2参戦で2勝を挙げ勢いに乗る金美賢は、練習ラウンド中にパッティングをカート道で練習。

金美賢
「カート道での練習はほんのお遊び。ここのグリーンは他のメジャーに比べると速くないの。私向きね」

問題は今年の全英オープン同様、天候の行方。海風が悪天候に煽られ強風と雨が重なる展開になると、優勝スコアはオーバーパーになると選手たちは見ている。天気予報は不安定と出ているらしい。

◇大会データ
賞金総額:150万ドル
優勝賞金:24万3000ドル。
1976年に初開催、スコットランドでの開催は初めて。米国女子ツアー賞金ランキング上位10名全員が参戦。また5名のルーキー、6名の日本人選手も参戦している。

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