ペターセンが5打差と引き離す!ソヨン、朴セリら追う
2012年 LPGAハナバンク選手権
期間:10/19〜10/21 場所:スカイ72GC(韓国)
朴セリ、伝説は終わらない
1月生まれのキム・ミヒョンと、9月生まれの朴セリだが、生まれた年は同じく1977年。日本で言うとミヒョンが1学年上になる。それでも、この試合を最後に引退発表したミヒョンと、2日目を終えて首位と6打差の3位タイにいるセリは好対照だ。
この日は5バーディ、ノーボギーの「67」、ベストスコアをマークして一気にリーダーズボードを駆け上がったセリ。「昨日はダブルボギーを打ってしまったけど、今日が特別良かったわけじゃない。いくつかのパットが決まってくれたし、ボギーも叩かなかっただけ」とさらり。
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韓国プレーヤーにとっては伝説の存在で、今日も一緒に回ったヤン・ジヨンという若手選手は、ラウンド終了後にセリにサインボールをもらってまるで1ファンのように目を輝かせていたほどだ。
この大会の第1回、2002年のチャンピオンのセリは言う。「当時と比べると、日本やアジアやヨーロッパ、いろんな国の選手がいてツアーが国際化してきている。いろんなスタイルのゴルフがあって良いことね。それに、若い選手が多くなった」。
今年はグレース朴が「ウェグマンズLPGA選手権」で引退し、今週はキム・ミヒョンが去る。「私はまだプレーできることに誇りを持っている。もちろん、同時に年をとったとも感じるけど。でも、確かに年齢は大きいけど、体の状態はすごくいい。昔みたいにプレーできるようになってきたし、とても楽しんでいるわ」。米ツアーで通算25勝を挙げているセリだが、まだ伝説に終わる気配は無い。(韓国インチョン/今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka