世界1位のジャスティン・ローズが本間ゴルフを選んだ理由
2017年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
ローズとガルシアがオーガスタで優勝争いへ
「マスターズ」は3日目のバックナインで「31」をマークしたジャスティン・ローズが、セルヒオ・ガルシアと首位を分け合う形で最終日を迎える。
この日はイーブンパーでハーフターンしたイングランドのローズだったが、バックナインでは5バーディを奪って「67」でホールアウトし、通算6アンダーとして「ライダーカップ」のチームメイトのガルシアと並び、首位タイに立った。
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メジャー初制覇を狙うスペインのガルシアは、忍耐強いゴルフで「70」をマークした。最終日に両者の一騎打ちに持ち込むには、後続のエリート集団を引き離さなければならない。
首位と1打差にはリッキー・ファウラーがつけており、さらに1打後方に2015年王者のジョーダン・スピース、チャーリー・ホフマン、ライアン・ムーアと米国の猛者たちがピタリと追走している。
首位タイで3日目を出たホフマンとガルシアは首位攻防戦を繰り広げるも、ホフマンは16番でティショットを池に入れ、この日を「72」として一歩後退した。
ファウラーも同じくリーダーボードのトップで土曜を迎えた。一方、この日「68」をマークしたスピースは、キャリアで初めてオーガスタでの最終ラウンドを最終組で回らないこととなった。
通算3アンダーには「69」をマークした2013年王者のアダム・スコットがつけており、その1打後方には、6年前に4打差を逆転して優勝した2011年王者シャール・シュワルツェルがつけている。
通算1アンダーにはベルギーのトーマス・ピータースとイングランドのリー・ウェストウッド。その1打後方には世界2位のロリー・マキロイ、デンマークのソレン・ケルドセン、そしてスペインのホン・ラームが続いている。
フロントナインを2バーディ、2ボギーとしたローズは、後半に入り、本領を発揮した。12番でティショットをピンそば1.2メートルにつけてバーディを奪うと、パー5の13番では2オンに成功して連続バーディを奪った。
パー5の15番でもバーディを奪ったローズは、上がり2ホールで続けてアイアンショットをピンに絡ませ、2連続バーディで締めた。
「上がり8ホールは全て上手くいったね。フロントナインで見せた忍耐が、バックナインで良いプレーをする上で鍵になった」とローズ。
「懸命に自分のプレーをしていた。首位を行く選手たちに近づきつつあるのは分かっていた。そうしたら、さっと2連続バーディで上がって首位タイに立つことができたんだ。すべてあっというまの出来事だったね。明日が面白い一日となるよう、お膳立てすることができたよ」。
ガルシアは粗末なティショットを放った5番で、素晴らしいパットからリカバリーを見せ、その後、ホフマンが6番をボギーとしたことで、首位タイで並ぶ展開となった。
再びティショットをミスした7番でボギーを叩くも、続く8番でバウンスバックに成功した。9番で再度ボギーを叩いた。
今季「ドバイデザートクラシック」を制したガルシアは、13番で幸運を結果に結びつけた。クリークに吸い込まれるかに見えた2打目は川岸の傾斜で止り、ガルシアはそこから寄せワンでバーディを奪取したのである。
15番でも小気味良い寄せワンでバーディを奪って通算6アンダーとしたガルシアは、最終ホールでパーセーブして、首位タイで最終日を迎えることとなった。
「良い一日だった」とガルシア。
「自分の持てるもので戦い抜くことができたし、一日を通して忍耐強くプレーすることができた。2アンダーで回れて良かったよ」
「(明日は)これまでより我慢しなければならないし、自分を見失わず、落ち着いて、何が起ころうとも同じ方向に進み続けなければならない。自分としてもその方が良い感じがする。だから、何が起ころうとも、自分自身の範囲に留まっていなければならないんだ」。
「まだあと一日残っているし、簡単には行かないから、またハードにプレーしなければならない。その上で、残り4、5ホールのところで確固たるチャンスをつかんでいられたらいいね」。
シュワルツェルとウェストウッドは共に「68」をマークして上位に浮上。一方、ピータースは「75」を叩いて後退した。ケルドセンとマキロイは共に「71」で3日目をラウンドした。