川村昌弘が10位で決勝Rへ ドットが首位、ワン・ジョンフンは2位
2016年 アフラシアバンク・モーリシャスオープン
期間:05/12〜05/15 場所:フォーシーズンズGC(モーリシャス)
ドットが差を広げて週末へ
「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」2日目は、再びフォーシーズンズGCでのスコアメークが難しい一日となった。初日首位のアンドリュー・ドットが2位との差を3打差に広げて週末を迎えた。
初日に「66」をマークし、2打差の首位で2日目を迎えた豪州のドットは、2日目を「70」でラウンドし、通算8アンダーで2位につける先週優勝のワン・ジョンフンとの間に僅かな余裕を作った。
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モーリシャスの東海岸に佇むアーニー・エルス設計のコースに強風が吹き荒れ、アンダーパーが非常に価値あるスコアとなった。「70」でラウンドしたワンは午前中のベストをマークした。
2日目を「72」のイーブンパーでラウンドしたシディクール・ラーマンは通算4アンダーで3位タイにつけた。午後のラウンドで「65」をマークしたニコラス・コルサーツもこの位置で週末を迎える。
フォーシーズンズと抜群の相性を見せたベルギーの飛ばし屋は、9バーディ、2ボギーでプレー。それまで2日目ベストとなる「67」をマークしたイングランドのロス・マクゴワンを2打上回った。
午前中にラウンドしたワンは一時、ドットを抜いて首位に立った。ドットが7番をバーディとして前半を「35」でラウンドし、差は再び2ストロークとなった。
ヨーロピアンツアー2勝のドットは10番でもバーディを奪うと、12番ではチップインでバーディを奪い、勢いそのままに後続との差を引き離すかに見えた。ティショットをOBとした13番でダブルボギーを叩いて失速した。
ドットは14番でバーディを奪ってバウンスバックを果たすが、続く15番ではティショットをバンカーに入れてボギーを叩いた。2オンに成功したパー5の最終ホールでバーディを奪い、週末へ向け弾みをつけた。
「何とか持ち堪えてディフェンシブに行くのではなく、このチャレンジに喜んで応じ、このコンディションをエンジョイして楽しもうと努めているんだ」とドット。
「自分自身もタフでいなくてはならないし、ミスは起こりうる。昨日ほどショットは良くなかったけれど、ミスしても寄せワンで上がれる場所へ外すことができた。それが鍵だったね」。
「12番でのチップインは小気味良いショットだったね。思ったより強く出てしまったのだけど、幸運なことに、ホールのど真ん中に当たったんだ。ただ、次のホールでは集中を欠いてしまったね。バーディを奪うとたまに起こることなんだけど」。
「僕はこれまでも風に強い選手だったから、このコンディションでも大丈夫」。
先週の「ハッサンIIトロフィー」でヨーロピアンツアー初優勝を遂げた韓国のワンは、インド洋でもその好調振りを発揮している。
20歳のワンは12番からの3ホールをバーディ、イーグル、バーディでリーダーボードを駆け上がる。15番、3番、6番のボギーで失速したが、7番ではバーディを奪ってバウンスバックを果たした。
バングラデシュのラーマンは2度ボギーを叩くも、その度毎にバウンスバックしてこの日のスコアを「72」とした。一方、コルサーツは2番、3番、5番、6番、そして8番でバーディを奪う快調なスタートを切った。
コルサーツはパー4の9番でグリーン越えの特大ドライブを放ち、このホールをパーとした。続く10番をボギーとしたが、11番からの3連続バーディで盛り返した。16番をボギーとしたコルサーツは、最終ホールをバーディとしてこの日のラウンドを締め括った。
2日目を7バーディ、2ボギーでラウンドしたマクゴワンは通算2アンダーで単独5位につけており、1打差で南アフリカのヤコ・アーラース、ルアン・デ・シュミット、ヘニー・オットー、そしてジャコ・バンジルが追う展開。アンダーパーはここまでの9人のみとなっている。