ララサバルが単独首位 3打差2位にステンソンら8人
2014年 BMWインターナショナル・オープン
期間:06/26〜06/29 場所:GCグートレーシェンホフ(ドイツ)
3日間ノーボギーでララサバルが首位に
ケルン近郊のGCグートレーシェンホフで開催されている「BMWインターナショナル・オープン」は24時間前に首位を分け合っていたパブロ・ララサバルが単独首位で最終日を迎える展開となった。
2008年のサー・ヘンリー・コットン年間最優秀新人賞に輝いたララサバルは今大会でまだボギーを叩いておらず、3日目は12番まではスコアを1つ伸ばすに留まったが、断続的な雨がやみ、コースが乾き始めると、13番からの5ホールで4つのバーディを奪うことに成功した。
<< 下に続く >>
金曜のラウンドを終え、通算12アンダーで4人が並ぶ首位の一角を占めていたスペインのララサバルだったが、雷警報のため、1時間40分の中断となっ時点ではそのアドバンテージを失っていた。
その主な理由はオーストラリアのリチャード・グリーンが今週のベストスコアとなる10アンダーの「62」で3日目をラウンドし、通算14アンダーまでスコアを伸ばしたためだった。
金曜のラウンドで13番から17番まで5連続バーディを奪っているララサバルは、自身の前日のパフォーマンスを彷彿とさせるようなゴルフをこの日も展開した。全く同じというわけにはいかなかったが、それでもララサバルは金曜の時点で首位を分け合っていたアルゼンチンのエミリアーノ・グリージョをかわして単独首位へと躍り出たのである。
混戦となった土曜のリーダーボードで当初は主導権を握っていたグリージョだったが、12番と最終ホールでボギーを叩いてしまい、ララサバルの先行を許す格好となった。
グリージョは通算14アンダーとして、6人が並ぶ2位集団で最終日を迎えることとなり、3日目を「67」でラウンドしたララサバルを3打差で追う展開になった。
2位集団のなかで最も目に付くのは世界ランク2位のヘンリック・ステンソンだ。トーマス・ビヨーンやカルロス・デルモラルと同様にステンソンもこの日を6アンダーでラウンドした。前日首位タイのロバート・カールソンとラファ・カブレラベローも6人で形成される2位集団につけており、日曜の逆転優勝を狙っている。
最終日の午後は雷雨の予報となっているため、最終ラウンドは2つのティから現地時間午前7時にティオフとなることが決定した。先月の「BMW PGA選手権」で7位に入ったララサバルは午前8時50分のティタイムとなる。
12番ホールまで1つしかバーディを奪えなかったララサバルは、「今日は自分のゴルフが良くなかった。ドライバーが良くなかったね。ちょっとしたトラブルにも陥ってしまった。でも、こういう時の対処の仕方は心得ているし、どのように継続していけば良いかも分かっているんだ」と述べた。
「終盤にかけて幾つかバーディを奪うことができた。もっと良いゴルフだってできるんだよ。ただ、このようなプレーでは良いスコアは出せないね」。
雨に濡れたコンディションでスタートした影響について、彼は「7番や8番アイアンで3、4メートルはスピンして戻っていたんでね」と加えた。
「前日まではそんなに戻って来なかったんだけれど、今日は同じアイアンで打っても3、4、5メートルほどスピンして戻って来たんだ」。
「だから、そうだね。初めのうちはそうしたショットのプランを練り直すのに苦労したけれど、なんとか見極めることができたよ」。
今日一番のラウンドを披露したグリーンも雨の影響の大きさについて語った。
「自分がプレーした木曜の午後と比べると完全に別のゴルフコースになっていた」とグリーン。「木曜の午後はコースが硬くて良く弾んだのだけど、急に練習用の的みたいな状況になったんだ。だから、高い球筋でピンを狙って止めに行くことができるようになった」。
グリーンは後半の7ホールで7つスコアを伸ばし、8ホール目も簡単なバーディパットで更にスコアを伸ばそうかというところで、プレーが1時間40分にわたり中断となった。
コースに復帰したグリーンはそのバーディパットを沈めると、最終ホールをパーとして、この日早い時間にポール・ケーシーの記録したスコアを1つ上回る素晴らしいスコアでこの日をラウンドした。
グリーンはこう述べた。「あのパットは天候による中断を告げるサイレンが鳴らされる前からどのように打つか決めていたんだ。だから、プレーに復帰した時はあの2メートルのパットを決めて18番へ向かえば良いだけだったのさ。でも、あの中断休みで仕切り直せたのは良かったかもしれない」。
更にグリーンはこう加えた。「攻めた結果がスコアにつながると良いものだよね。毎日そのために努力をしているわけで、こういうのは素敵な気持ちになるよ」。
- 距離測定器はピンまでを測るだけのツールじゃない!トップアマはニコンレーザー距離計「COOLSHOT AS」でゴルフ力を磨いていた!
- 「距離測定器を使うと感性が磨かれず、ゴルフが下手になる」と考えているゴルファーがいるが、トップアマの遠山さんは「ゴルフ力アップの強力なアイテムになる」と断言する。遠山さんに「COOLSHOT AS」を使いながら実際にプレーしてもらって使用のコツを聞いた。【今なら!GDOアマチュア選手権限定企画として1日程25名様限定で大会当日に「COOLSHOT AS」を無料貸出キャンペーン実施中!要事前予約】