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全英シニアオープン、26年前の名勝負が再び!

全英オープンの名勝負といえば、1977年トム・ワトソンジャック・ニクラスがイギリスのターンベリーで繰り広げた壮絶な一騎打ちだ。その2人が今季から第5番目のメジャーに昇格した「全英シニアオープン」に参戦。思い出の地、ターンベリーで開催される。

26年前、トム・ワトソンが世界ナンバー1に君臨していた。米ツアーウェスタンオープン優勝をひっさげ、鳴り物入りで全英入り。唯一の対抗馬はジャー14勝をあげていたジャック・ニクラスだった。

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トム・ワトソン
「キャリアの中であの時は勝負する前から優勝できるような自信に満ち溢れていました。実現はしましたが、大きな壁としてジャック・ニクラスが阻んでいたのです」

ジャック・ニクラス
「3日目に一緒の組になって、2人とも65でした。最終日も2人とも調子が良くて、15番で私が長いパットを決めた時点で1打リードできたと思ったら、トムがグリーンエッジ外からねじ込んだ。17番ではトムにイーグルチャンスがあったがそれを決められず、一方の私は短いバーディパットを外してしまった。負けても自分のベストを尽くしていれば不満はないんだ」

トム・ワトソン
「その言葉をジャックは私に18番グリーンで言ってくれたよ」

試合は最終18番まで白熱した。1打差で追っていたニクラスが長いバーディパットを沈め、ワトソンにプレッシャーをかけた。結果は、ワトソンが2メートル弱のバーディパットを入れ替えして優勝が決まった。今はこの2人の激戦を称え、18番グリーンには「ザ・ドゥール・イン・ザ・サン」(陽下の決闘)と名前が付けられている。そして今夜開幕する全英シニアオープンも2人を称え、初日、2日目とワトソンとニクラスが同じ組で回ることが決まっている。

◇過去ターンベリーで開催されたメジャー:
1977年全英オープン(トム・ワトソン優勝)
1986年全英オープン(グレッグ・ノーマン優勝)
1994年全英オープン(ニック・プライス優勝)
2002年全英女子オープン(カリー・ウェブ優勝)

*全英シニアオープンは、ザ・ゴルフ・チャンネルで初日から最終日まで、衛星生中継予定。

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