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米キャンパスで奮闘するサムライ、なでしこたち(7) 服部以来の30年ぶり快挙!

優勝カップと記念撮影する劉美嘉(左)、光 優勝カップと記念撮影する劉美嘉(左)、光永輪子両選手

5月に開催された全米ゴルフ協会(USGA)の新設大会「全米女子FourBall(ダブルス)選手権」で、日本国籍を保持する光永輪子選手(18)と、劉美嘉選手(16)のペアが優勝した。

大会は、米西部オレゴン州のバンドンデューンズゴルフリゾートで行われた。フロリダ州にある「IMGアカデミー」に通う2人は決勝戦で、今年米国女子下部ツアーでアマチュア優勝したハナ・オサリバンとロビン・リー組を「4&3」 で下し、初代チャンピオンに輝いた。試合は米FOXテレビで放映された。

USGAが主催する大会は格式が高く、歴代優勝者は協会本部があるニュージャージー州のゴルフ博物館内の「アーノルド・パーマーセンター」の壁に名前が刻まれる。

過去この壁に名前が載った日本人は、1985年の「全米女子アマ」を制した服部道子だけだ。 実に30年振りに日本人として2人の名前が加わることになった。(ゴルフ解説者・アンディ―和田)

ニュージャージー州にあるゴルフ博物館には ニュージャージー州にあるゴルフ博物館には、1985年の全米女子アマを制した服部道子の名前が刻まれている*アンディ―和田

光永輪子選手

ジョージア州アトランタで五輪が行われた1996年8月、同地で生まれ輪子(りんこ)と名付けられた。日米両国籍を持っている。父親の健さんはゴルフのティーチングプロ。2012年、15歳のときに予選会を突破して全米女子オープンに出場した。

現在アメリカンゴルフジュニア協会(AJGA)のランキング10位。今月、IMGアカデミーを卒業し、9月からジョージア大学に進学して、女子ゴルフ部でプレーすることが決まっている。

全米女子FourBall選手権では、決勝戦の12番ホールで残り88ydからPWで得意の低いパンチショットを繰り出し、直接カップインするイーグルを決めた。「まだ優勝した実感はわいてきていないが、このような規模の大会で優勝でき、誇りに思う。 2人でプレーするこの形式はとても楽しい」と話した。

30年ぶりの快挙を成し遂げた劉美嘉選手( 30年ぶりの快挙を成し遂げた劉美嘉選手(左)と光永輪子選手*アンディ―和田

■ 劉美嘉(リュウ・ミカ)選手

1999年2月、カリフォルニア州ビバリーヒルズ生まれ。父・スティーブンさんは台湾出身の整形外科医で、母・百子(旧姓松村)さんは東京都出身。日米両国籍と台湾籍を有している。

IMGアカデミーの10年生(高校1年)で、スイングコーチはポーラ・クリーマーを教えるデビット・ウィーラン氏が務める。今年は米国女子メジャー「ANAインスピレーション」や、「スウィンギングスカートLPGAクラシック」にも出場した。現在AJGAランク7位、世界女子アマチュアランキングは29位。

2017年9月からはスタンフォード大進学が決まっている。兄2人はハーバード大、姉はエール大卒という秀才一家でもある。

「決勝戦では本当にパッティングの感触が良く、たくさんのパットを沈められた。ここのコースを知り尽くしているキャディに出会えたのも運があったと思います。輪子さんと一緒のチームで心地よくプレーをすることできた。お互いの信頼度が高いから、必要以上に会話をしなくても大丈夫だという安心感がカギだった」と振り返った。


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