2026年 TOTOジャパンクラシック

「日本人選手が勝つことが当たり前のように…」畑岡奈紗が見る米ツアーの変化と山下美夢有の強さ

2026年 TOTOジャパンクラシック 事前 畑岡奈紗
畑岡奈紗は日本人選手が2連勝の流れで地元開催のディフェンディング大会に臨む

◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 事前(4日)◇太平洋クラブ美野里コース (茨城)◇6598yd(パー72)

2週前の韓国開催「BMW女子選手権」は吉田優利が初優勝を飾り、前週マレーシアでの「メイバンク選手権」では山下美夢有が今季3勝目を手にした。その流れで母国開催のディフェンディング大会を迎える畑岡奈紗は、改めて米女子ツアーにおける変化を実感している。

「私がLPGAでプレーし始めた10年前は日本人選手が勝つのが大変なことだなっていうイメージがあった。ここ最近はまずLPGAでプレーする日本人選手もかなり増えていますし、勝つことが本当に珍しいことではなくて、なんか当たり前のようになってきた。日本のレベルがすごく上がってきているなと思う」

アマチュア時代に2016年「スウィンギングスカートLPGAクラシック」にスポット参戦した際、1学年上のリディア・コー(ニュージーランド)はすでにトッププレーヤーの一員としてプレーしていた。世界の壁の高さを実感し、「東京五輪」でのメダル獲得も見据えて高校卒業と同時に最高峰の舞台へ飛び込んだのが翌17年。元世界ランキング1位の宮里藍さんが引退したシーズンでもあった。

2026年 TOTOジャパンクラシック 事前 畑岡奈紗
前年に続いて木名瀬和重さんとスポットでコンビを組む

2年目の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」を19歳で勝ち、昨年の本大会で通算7勝目。着実にタイトルを積み上げてきた過程で、特にこの2年ほどの周囲のペースアップがすさまじい。「美夢有ちゃんとか優利ちゃんもそうですけど、一緒に(日本で)育ってきた選手がアメリカで勝つと、やっぱり『自分も行けるのかな』みたいな気持ちにさせられる。逆にそれがないと、『アメリカって壁が厚いのかな』みたいなものがあったと思う。もちろん、(実際に)難しい部分もあるんですけど…」。自分でハードルを上げ過ぎないマインドセットの影響は大きい。

その中でも際立つ山下の存在感は、畑岡にとっても同様だ。「特に美夢有ちゃんからはすごく刺激をもらっています。距離が出る方ではないですけど、ショットの正確性がすごくあって、パッティングもアグレッシブに打って決めてくる。どこをとっても劣っているところ(ウィークポイント)がないというか、本当にすごい。そうじゃなければ、CMEのポイントランキングも2位にいないですよね」。実家からほど近い茨城・太平洋クラブ美野里コースで連覇と大会3勝目を狙う今週は、初日同組でのティオフ。たっぷりと刺激を受けながら、頂点を目指す。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)

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