2026年 TOTOジャパンクラシック

渋野日向子の気遣いに「キュンとした」 桑木志帆が雨のプレーで“絶対にやらない”ことは

2026年 TOTOジャパンクラシック 初日 渋野日向子 桑木志帆
桑木志帆(右)は同郷・岡山の先輩である渋野日向子とプレーした

◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 初日(5日)◇太平洋クラブ美野里コース (茨城)◇6598yd(パー72)◇曇り(観衆1600人)

雨が降る1番ティから桑木志帆がセカンド地点に歩き出すと、同組の渋野日向子が傘をスッと差し出して一緒に入るように促した。「『ぬれるよー』って言ってくれて。そういうところが好き。“キュン”って感じでした」。同郷岡山の先輩が、ジュニア時代から知る自分のことを「永遠の妹」と表現してくれているニュース記事を朝に読んだばかりだった。出会った時から変わらないさりげない気遣い、優しさにやっぱり感激した。

2026年 TOTOジャパンクラシック 初日 桑木志帆 渋野日向子
スタート時は雨に打たれた

ちなみに渋野のマネジャーからはきび団子のおすそ分けをもらい、中継配信のリポーターとして岡山出身の藤本麻子がこの組に帯同。茨城で実現した“岡山色”いっぱいのラウンドにテンションは上がりっぱなしだった。

それでいて、プレーは冷静かつスピーディ。2番(パー5)で2打目が木も邪魔になる右サイドに飛んだが、1.7mのパーパットを迷いなく打ってピンチを回避。4番から先行した2連続バーディは、1Wでフェアウェイに置いた後の2打目、アイアンのコントロールショットがいずれも光った。

2026年 TOTOジャパンクラシック 初日 桑木志帆
今大会で早くも国内ツアー女王戴冠の可能性がある

普段よりひと番手ほど大きいクラブを選び、小さい振り幅で効率よく飛ばすのが、雨や寒さが気になる時の約束事。小さめのクラブを目いっぱい振って距離を出すショットは「絶対にやらない」と決めている。

後半でバーディ直後のボギーが2回あったが、最終18番でバーディフィニッシュ。残り177ydから4UTで左サイドのピンそば30㎝に絡めた2打目を「“再現”できました」と喜ぶ。2023年に当地で開催された本大会2日目、やはり左ピンを攻め込んでベタピンのバーディを奪ったことを覚えていたという。

2026年 TOTOジャパンクラシック 初日 桑木志帆
永遠の妹

未勝利だった3年前は涙の2位惜敗。日本ツアーでタイトルを積み重ね、8月には「AIG女子オープン(全英女子)」も制した。今大会の結果次第で初の年間女王戴冠も決まる。首位と3打差の3アンダー16位発進には、数字だけでは分からない確かな成長がにじんだ。(茨城県小美玉市/亀山泰宏)

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