昨年PO惜敗のリベンジならず 長崎大星「来年は優勝争いに」
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 最終日(1日)◇テ・アライリンクス サウスC(ニュージーランド)◇6842yd(パー71)
昨年あと一歩まで迫った頂点が、今年は遠かった。前年大会でフィファ・ラオパクディー(タイ)とのプレーオフの末に敗れた長崎大星(勇志国際高)は、通算9オーバーの23位で2度目のアジアアマを終えた。雪辱を期して臨んだ17歳は、「いろんな国や地域で全然コースが違って、難しさも風も違う。そこにまず適応するのが遅かったのが敗因」と振り返った。
特に苦しんだのが、リンクスコース特有の起伏が激しく硬いグリーンだった。「ロングパットというよりミドルパットで3パットしてるので、どうしようもない。乗ったとしてもスコアを作りようがないところに(ボールが)ある」と、初日から「74」→「73」→「76」と3日続けてオーバーパー。得意とするパッティングも歯が立たず、ため息が漏れた。
「アンダーパーで終わりたい」と通算10オーバー33位から出た最終日は、ようやくうなずける内容になった。前半13番(パー5)でグリーン左のバンカーから1mに寄せてバーディを先行。続く14番は、段の上10mからのバーディパットが4mほどオーバーしたが、「速いグリーンに適応できるようにウエイトを軽くして少し調節した」パターでパーセーブ。18番(パー5)、折り返した2番でもスコアを伸ばし、4日間で初めてアンダーパーの「70」をマークした。「順位も下の方で、本当に悔しい3日間だったんですけど、今日はアンダーで回れて良かったんじゃないかな」と及第点を付けた。
今年1月には「ソニーオープン」でPGAツアーに日本人最年少となる16歳103日で出場し、6月には英国でリンクスも経験した。海外で実戦を重ねてきた一方、今週は新たな課題を突きつけられる機会にもなった。「まずは適応を早くできるように、今のうちから準備をやっていけたら。来年は優勝争いに絡めるように頑張りたい」。すでに視線は初のベトナム開催となる来年大会へ向いている。
その前にも経験を積む舞台は続く。次戦は12日開幕の国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋クラブ御殿場コース)。12月3日からは今週と同じくリンクススタイルのキングストンヒースGCで行われる「キャピタルドットコム オーストラリアオープン」に出場する。
「また同じようなコースになると思うので、そこでは頑張りたい」。ニュージーランドで見えた足りないものを、次の成長につなげる。(ニュージーランド・オークランド/安平賢太郎)