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「マスターカード・マスターズ」最終日

アダム・スコットが7番のバーディで8アンダー、首位タイにまで躍進。しかしすぐさま、今季のBUY.COMツアーで13位に終わり来季PGAシード権を獲得したギャビン・コールズが8番でピン手前2メートルにつけるアプローチでバーディ。9アンダーとし、再び単独首位に。その首位コールズに13番でのラフからピン側1メートルにつけるなどの4連続バーディというチャージをかけたのが先週の引き分け優勝者のひとり、ピーター・ロナード。一気に首位タイに並んだ。

その後、11番でコールズにトラブル。グリーンサイドバンカーのエッジに止まったボールを打とうとしていたコールズは、バンカーの中にスタンスをとっていたが、もういちどグリーン上を確認しようとして、バンカーの斜面を登ろうとした時、パターを落としてしまう。ボールに触れたように見えたそのアクシデントでコールズはペナルティが課せられると思い、その場で頭をかかえこんだ。しかし長い協議の末、ノーペナルティ。結果、コールズとロナードは9アンダー首位タイのままホールアウトした。

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同じく9アンダー首位タイにまで駒を進めたアダム・スコットに優勝のチャンスが訪れたのは最終18番。8メートルもの長いバーディパットはわずかボール一つ分だけカップ左を通過。結局、試合はスコット、ロナード、コールズ三つ巴によるプレイオフ突入となった。

アダム・スコットは残念ながら最初のプレイオフホールでボギーを叩いてしまい、脱落。そしてプレイオフ3ホール目、コールズがトラブルに見舞われていたとき、ロナードが木々の周りに敷かれている木片の上からみごとなグリーンオン。今週は単独で優勝を飾った。この試合の優勝者には大会名に「マスターズ」がついていることからもお馴染みとなっているゴールド・ジャケットが贈られるが、ロナードにはグリーン・ジャケットのチャンスも到来。この大会の優勝で、来季の「マスターズ」招待が決まった。

◇最終結果
優勝(-9):ピーター・ロナード(66)
2位タイ(-9):ギャビン・コールズ(70)、アダム・スコット(71)
4位(-8):ロバート・アレンビー(70)
5位タイ(-6):リチャード・グリーン(68)、アダム・クロフォード(69)、クレイグ・パリー(71)

◇注目の選手
9位タイ(-5):アーロン・バッデリー(69)
14位(-3):スチュアート・アップルビー(72)
15位タイ(-2):ニック・ファルド(71)
24位タイ(+1):タイ・トライオン(70)
45位タイ(+6):トム・ワトソン(74)

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