アピタ・サークルK・サンクスレディス/宮里藍涙の優勝インタビュー
2002年 アピタ・サークルK・サンクスレディス
期間:06/21〜06/23 場所:ユーグリーン中津川GC(岐阜)
プロ入り2年目、成長株の高橋美保子が逆転で初優勝!
岐阜県のユーグリーン中津川ゴルフ倶楽部で開催された「アピタ・サークルK・サンクス・レディスの最終日。スコアを伸ばしたてきたのは、上位につけていた選手だけだった。
2週連続優勝に王手をかけた坂東貴代を抑えたのは、プロ入り2年目のシーズンを迎えた高橋美保子だった。3アンダー4位からスタートした高橋は、前半3バーディ、1ボギーで5アンダーまでスコアを伸ばした。この時点では首位の坂東に2打遅れていた。
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そして後半、10番でボギーを叩き一歩後退したが、13番でセカンドショットをピン40センチにつけるスーパーショットを放てば、続く14番パー5では240ヤードほど残ったセカンドショットで見事にグリーンを捕らえた。この2ホールで連続バーディを奪い、一気に坂東に並んだ。そして16番、上り3メートル弱のバーディパットを決めついに首位に立った。
一方、前半スコアを1つ伸ばしたが、後半はすべてパーに終わった坂東は、「18番グリーンに行くまで自分がリードされているとは知らなかった」そして、グリーンサイドからの3打目は入れなければ負け、という状況で惜しくもボールはカップにけられてしまった。
「坂東さんのアプローチは絶対入れてくるって思ったので、心の中ではプレーオフを覚悟していました。今週の木曜の夜に、夢の中で”ぶっちぎって”優勝する夢を見たんですが、優勝できるとは」
高橋はアマチュア時代に福嶋晃子の妹、紘子と知り合いだった。そして、姉の晃子のプレーにあこがれ、研修生時代にはキャディを務めた経験をもつ。将来はアメリカでのプレー。30歳までには米国に渡り、福嶋と供に挑戦するつもりだ。
また、今大会に優勝したことで、高橋には全英女子オープン出場の可能性が出てきた。