宮里美香のスイングをスーパースローで見る
2011年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント
期間:09/23〜09/25 場所:利府GC(宮城)
宮里美香、不動、恒川が首位発進! 藍はやや出遅れ
国内女子ツアーの第20戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」が9月23日(金)、宮城県の利府ゴルフ倶楽部で開幕。宮里美香、不動裕理、恒川智会の3人が、4アンダーで首位に並ぶ好スタートを切った。
3アンダーの4位タイに李知姫(韓国)と大山志保。2アンダーの6位タイに前年覇者のイム・ウナのほか、藤本麻子、木戸愛、金田久美子、諸見里しのぶら10人が続く混戦模様となっている。2週連続優勝がかかる服部真夕は1アンダーの16位タイ。宮里藍、横峯さくら、有村智恵は1オーバーの40位タイとやや出遅れた。
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<宮里美香、耐えて首位発進>
ホールアウトした宮里美香は、会見場に現れると「後半は本当に疲れました」と第一声。前半は2番からの3連続を含む4バーディを奪って折り返したが、後半に入るとバーディラッシュはぴたりと止まり、耐えて耐えての苦しいゴルフ。それでも、14番で3mのパーパットを決めるなど、粘りのゴルフで首位を守った。
「後半はドライバーがいつもに比べて安定しなかった。正直もうちょっといけたと思うけど、初日ノーボギーは良いスタートが切れたと思います」。通算4アンダーは3人が並ぶ首位発進。「あと2日間、良いプレーが見せられるように頑張っていきたいです」と、日本のファンに、宮里美香のプレーを印象づけたい。
<不動、恒川も共にノーボギーで首位に並ぶ>
宮里と並んで首位に立つ不動、恒川も共にノーボギーでのラウンド。「せっかくノーボギーで来ているので、最後まで行きたい」と思ったという不動は、全部ピンチだったという上がり数ホールをパーで乗り切り、「冴えていたと思います」とほほ笑んだ。
一方の恒川は、先週の試合で攻めるパッティングができなかったと反省し、今週は「しっかり打とう」と心に決めた。すると、「長いのも届くから入ってくれた」と、この日の4バーディに繋がったという。
<東北高校出身の木戸愛が6位タイ、藍は40位と出遅れる>
宮城・東北にゆかりのある選手は今大会に掛ける意気込みはひとしおだ。東北高校で3年間を過ごした木戸愛も例外ではない。この日は8番で3パットのボギー先行としたものの、14番以降に3つのバーディを取り返し、最終18番でもバンカーから2mに寄せてのパーセーブ。通算2アンダーの6位タイでホールアウトし、「強い気持ちでスタートして、最後の最後まで切らさず戦えたと思う」と、納得の表情で振り返った。
5年ぶりの今大会出場となる宮里藍は、2バーディ3ボギーの「73」。「グリーン上でかなり苦戦してしまった」と、悪天候で練習ラウンドができなかったこともたたり、通算1オーバーの40位タイと出遅れた。