石川遼のスイングをスーパースローで見る
2012年 ザ・ロイヤルトロフィ
期間:12/14〜12/16 場所:エンパイアホテル&CC(ブルネイ)
逆襲のアジア、欧州に肉薄! 石川&藤本は会心の勝利
◇アジアVS欧州対抗戦◇ザ・ロイヤルトロフィ 2日目◇エンパイアホテル&CC(ブルネイ)
初日に続いてダブルス戦4試合が組まれた2日目は、2人が別々のボールでプレーをし、良い方のスコアを採用するフォアボール形式。いずれも僅差の争いとなる好ゲームが続く中、3ポイント差を追うアジア選抜が2勝2分けと3ポイントを獲得し、1ポイントの獲得に留まった欧州に肉薄。アジアがトータル3.5ポイントとし、4.5ポイントの欧州に詰め寄って明日最終日のシングルスマッチプレー戦8試合に臨む。
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1組目のジーブ・ミルカ・シン(インド)とキラデク・アフィバーンラト(タイ)が、ミゲル・アンヘル・ヒメネスとホセ・マリア・オラサバル(ともにスペイン)の最年長ペアに挑戦。1ダウンで迎えた終盤16番(パー3)でシンがバーディを奪って並び、そのまま引き分けへと持ち込み0.5ポイントを分け合う。
2組目はベ・サンムン(韓国)と呉阿順(中国)がバランス良くバーディを奪い合い、ニコラス・コルサート(ベルギー)とマルセル・シーム(ドイツ)に1度もリードを許すことなく優位に進めていたが、1アップリードで迎えた最終18番でコルサートにバーディを奪われ、欧州も土壇場で引き分けに持ち込む粘りを見せる。
そして、3組目からアジアの猛攻が始まる。Y.E.ヤンとキム・キョンテの韓国コンビが序盤からヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)を圧倒。序盤からヤンがチャージをかけるなど一気にアップを重ね、一時は5アップのリードを奪う。その後は反撃に遭い1アップ差にまで詰められるが、最終的に2&1で逃げ切り、今大会初めての勝利をアジアにもたらした。
その流れを、最終組を任せられた石川遼と藤本佳則の和製コンビが引き継ぐ。序盤からエドアルドとフランチェスコのモリナリ兄弟(イタリア)に僅差ながら優位に立つ流れが続いたが、終盤15番(パー5)で石川がイーグルを奪い、初めて1アップのリードを奪う。さらに直後の16番(パー3)、17番と石川、藤本ともに連続バーディを奪って突き放し、3&1で破る会心の勝利を飾った。
<最終日組み合わせ シングルスマッチプレー>
組/アジア選抜 VS 欧州選抜
第1組/ベ・サンムン VS J.M.オラサバル
第2組/K.アフィバーンラト VS N.コルサート
第3組/キム・キョンテ VS G.フェルナンデスカスタノ
第4組/藤本佳則 VS M.シーム
第5組/呉阿順 VS E.モリナリ
第6組/J.M.シン VS M.A.ヒメネス
第7組/石川遼 VS H.ステンソン
第8組/Y.E.ヤン VS F.モリナリ