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D.スメイルがビッグタイトルでツアー初優勝

国内男子ツアー「日本オープンゴルフ選手権」最終日。堅実なプレーを披露したデビッド・スメイルが日本オープンというビッグタイトルでツアー初勝利をゲットした。

出だしからボギーが先行する苦しい立ち上がりとなったが、後半は落ち着きを取り戻し、結局5バーディ、2ボギーという安定した内容で、トータル9アンダーで2位に4打差をつけ堂々の優勝を果した。

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「第2の故郷である日本のナショナルオープンでツアー初優勝を飾ることができて、本当に嬉しい。今週は調子が良くて、それがたまたま日本オープンという大きな大会の週だった。15番あたりから優勝のプレッシャーを感じ始めたが、何とか乗り切れた」

その緊張を感じ始めた15番ホールではグリーン横のラフからチップインバーディを決めた。グリーンを外してもきっちり寄せ、危ない場面はほとんどなかった。

単独2位には5アンダーの金鍾徳が入った。一時2打差まで詰め寄った金だが、隙を見せないスメイルを捉えることはできなかった。

「緊張はしていなかったが、ショットの調子が悪かった。また来週頑張る」

日本勢の最高位は、桑原克典中川勝弥の2人で、4アンダー3位タイ。

桑原克典
「スメイルは技術だけでなく、最終日、最終組という精神的な克服をするのが難しい中で、素晴らしいゴルフをした。自分としては、小細工したプレーをしたり、自分のプレーができなかったのが残念」

中川勝弥
「この大会は予選会からの出場だったが、3位タイフィニッシュしたので来年のシード権に可能性が出てきた(現在\12,313,400で賞金ランク60位)。自身のベストフィニッシュもできたし、何よりも日本オープンで落ち着いてプレーできたことが嬉しい。大満足」

初日に62という驚異的なスコアをマークし、期待がかかった佐藤信人は、4番ホールまでで3つスコアを落とし、早々に優勝戦線から脱落。ラウンド中盤からはサバサバとしたプレーだったが、何とか3アンダーで持ちこたえジャンボ尾崎とともに3アンダー5位タイで終了した。

昨年に引き続き、宮里優作がローアマチャアの栄冠に輝いた。アマチュアとしての優勝が期待されていたが、2オーバーで13位タイフィニッシュに終わった。

「調子は少し上がっていたけど、こういうコースではあらゆるショットの精度が高くないと攻略できない。『アマチュアで優勝』なんて騒がれたけど、自分ではそう思ってはいなかった」と淡々と語った。

宮里は来週、2年に1度しか開催されない世界アマチュアに出場する。これが最後の世界アマになりそうだ。

「アマチュアでも良い選手が出る大会なので、そういうヤツらと戦うのは楽しみ」という言葉を残してコースを後にした。

photo by TADASHI ANEZAKI

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2002年 日本オープンゴルフ選手権競技



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