【’12年10月第3週】谷口徹、キム・ソヒの優勝パター
2003年 マスターズ
期間:04/10〜04/13 場所:オーガスタナショナルGC(米国ジョージア州)
M.ウィア単独首位!タイガーは徐々に浮上してきた!!
初日が64年ぶりに順延となった第67回マスターズ。2日目に36ホールが予定されていたが、日没サスペンデッドになり、18人しかホールアウトできず、75名が3日目に残りのラウンドを行うことになった。
暫定首位は6アンダーをマークしたカナダのマイク・ウィア。第1ラウンドを70で通過したウィアは、第2ラウンドを10番ホールからスタートし、13番から3連続バーディを奪った。後半2番、3番でも連続バーディを狙い、6アンダーまで伸ばした時点でサスペンデッドになった。過去66回の開催でレフティーの選手が優勝したことはなく、第一候補と言われつづけたフィル・ミケルソンではなく、ウィアが名前を刻むことになるのか。
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首位と2打差の4アンダーには、北アイルランドのダレン・クラーク。第1ラウンドで66をマークし、一歩抜け出したクラークだが、第2ラウンドに入り10ホールを消化してパーが2つだけ。バーディ3つにボギーが5つ、出入りの激しいゴルフで2ストローク落としてしまった。
さらに2打差の2アンダー、単独3位に付けているのがフィル・ミケルソン。第2ラウンドに入り、3連続バーディを含む4つのバーディを奪い上位に浮上してきた。打倒タイガーはもちろん、悲願のメジャー制覇に向け、明日以降もスコアを伸ばすか注目される。
そして、大健闘しているのが、アマチュアのリッキー・バーンズだ。ディフェンディングチャンピオンのタイガー・ウッズとラウンドしているバーンズは、昨年の全米アマチュア選手権覇者。そのアマチュアがタイガーをオーバードライブし、ピンをデッドに攻め続け、1アンダー単独4位。この4人しかアンダーパーがいない状態だ。
大本命のタイガー・ウッズは、第1ラウンドがバーディなしの4ボギー。しかし第2ラウンドに入り、トータル22ホール目で初バーディを奪うと、14、16番でもバーディを奪い順位を上げてきた。10ホール目の1番を通過してこの日のラウンドを終えている。
注目の日本選手たちは、谷口徹が3ホールを残して1オーバー10位と大健闘をしている。2番手は片山晋呉。9ホール残してタイガーと並び2オーバー24位、予選通過は問題ないようだ。予選通過が微妙になってきたのは丸山茂樹と伊沢利光のワールドカップ優勝コンビ。6ホール残している丸山は現在5オーバー47位。44位タイまでに入らなければ決勝ラウンドに進出できないので、残りのホールで1つでもスコアを伸ばしておきたい。スウィング改造してマスターズに挑んだ伊沢は、ダブルボギーを2つ叩くなどスコアを崩した。9オーバー68位、予選通過が難しくなってしまった。
明日も7時30分からスタートし、初日の遅れを取り戻す予定になっている。雨の心配が少なくなったが、ぬかるんだコース内でプレーする選手たちは、我慢のゴルフを続けなければならないようだ。