選手コメント集/全米プロゴルフ選手権最終日
2004年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/12〜08/15 場所:ウィッスリングストレーツ(ストレーツコース)(米国ウィスコンシン州)
V.シンがトップ!E.エルス、P.ミケルソンは3位につける!
アメリカ中北部、ウイスコンシン州ミルウォーキーの北にあるウイストリング・ストレイツ、ストレイツコースで開催中の第86回「全米プロゴルフ選手権」3日目。無名選手の活躍が話題になることが多い全米プロだが、今大会はタイガーを除く世界ランキングトップの選手とメジャー優勝経験者が中心となり優勝争いを繰り広げている。
12アンダーでトップに立ったのは世界ランキング3位のビジェイ・シン(フィジー)。バーディの数は4つと多くないが、ボギーを1つしかたたかない安定したゴルフを展開。2位の全英オープンで優勝経験のあるジャスティン・レナードに1打差をつけトップに立った。
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本大会でタイガー・ウッズから世界ランキングトップの座を奪うチャンスがあるアーニー・エルス(南アフリカ)は3日目伸び悩んでしまい2バーディ、2ボギーのパープレー。トータル8アンダーで順位こそ2日目と同じ3位タイにつけているが、トップのビジェイ・シンに4打差をつけられている。
この日大きく順位を上げてきたのは今年のマスターズ覇者であるフィル・ミケルソン。6バーディ、1ボギーと3日目のベストスコアとなる「67」でラウンドし、エルスと同じトータル8アンダーで2日目の14位から3位タイまで浮上してきた。同じく8アンダーの3位グループにはダレン・クラーク(北アイルランド)、スティーブン・エイムス、クリス・ライリーがつけている。
予選落ちの危機を脱したものの世界ランキングトップの座が危うくなってるタイガー・ウッズは3日目もスコアを伸ばし、トータル3アンダーの25位タイまで浮上。優勝は難しい展開だが、優勝争いをしているエルスに世界ランキング王座を奪われないようにするには上位に食い込むことが必須となる。なお、タイガーが王座から陥落するシナリオは、エルスが優勝しタイガーが3人以上の3位タイまたはそれ以下の場合、エルスが単独2位以上でタイガーが単独16位以下の場合となる。
予選を突破した日本人選手では田中秀道がトータル2アンダーで35位タイ、片山晋呉は3日目スコアを崩しトータル4オーバーで64位タイに低迷している。