2000/09/10日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

5人プレーオフ! 高村亜紀がV

こんな展開になるとは予想外だった。終始リードしていた高村亜紀が15番、17番を痛恨のボギー。1アンダーに後退してしまった。遅れていた中野晶は最後のチャンス18番でバーディとしてこれも1アンダー。そして17番ボギーでお終いかと思われた天沼知恵子も18番バーディ。小野香子は先に16番バーディで1アンダーホールアウト。大外から米山みどりも15番、17番をバーディとして1アンダー。 高村が沈み、天沼が現状維持。他の3人が追い込んだ結果、なんと1アンダー5人プレーオフという事態になってしまったのだ。5人がもつれれば、誰が勝ってもおかしくはない状況だったが、しかしやはり貫祿。公式戦2勝の実績と自信の高村...
2000/09/09日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

高村首位キープ。天沼も依然追走

経験を積むとこんなに強くなるものなのだろうか。8月のNEC軽井沢までは?印の若手だった25歳天沼知恵子が、同期の不動裕理とのプレーオフですっかり変身してしまった感がある。今週も初日の首位から一歩後退はしたが、そのまま崩れることもなくしっかりトップに追走している。 トーナメントをリードしているのは相変わらず高村亜紀。波風のないラウンドでイーブンプレー。下からは定番の中野 晶、そしてツアー2勝目で気を良くしている小野香子が、ボギーも出るがバーディも大量生産という攻撃ゴルフで追い込んできた。好調・平瀬真由美もしっかり好位置を守っている。狭いフェアウェイと難グリーンで大きなアンダーパーは望めないこの...
2000/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

公式戦女・高村亜紀が単独首位に

金沢鈴華、天沼知恵子、表純子と3人並んだフレッシュトリオの初日だったが、さすがに2日目は力の差が出てくる。NEC軽井沢でのプレーオフ(不動裕理に敗退)など場数を踏んだ天沼知恵子だけが大きく崩れることもなく73。狭いフェアウェイ、深いラフという設定のこのコース、大会関係者の予想ではイーブン付近が優勝ラインということだから、崩れても1オーバー程度のプレーならまずまずという線だろう。 伸ばしたのはパワーの高村亜紀。ただ一人2アンダー70をマークして首位に立った。公式戦にはめっぽう強い選手で、すでに女子オープン、女子プロの2大タイトルを獲得している。弱点のスタミナ不足さえ克服できれば大ブレイクしても...
2000/09/07日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

さぁ公式戦。4日間の長丁場だ

舞台は福島県、リベラルヒルズ。選手たちにとってズッシリ重いタイトルの日本女子プロが始まった。賞金総額も7000万円と大きいが、もちろん選手たちにとってはタイトルに付随してくるオマケのようなものでしかない。 さて雨の初日をリードしたのは3アンダー金沢鈴華、天沼知恵子、表 純子の3人。ちょっと新鮮な顔ぶれだが、すぐ下の4位グループには今季元気な藤野オリエ、そして去年の単独2位・米山みどり。更に1打差には塩谷育代、高村亜紀、島袋美幸、那須美根子と手ごわそうな連中が並んだ。先週嬉しい優勝を飾った平瀬真由美、負けて悔しい橋本愛子、本命No1の不動裕理なども好位置につけている。まだまだ先の長い4日間トーナ...
2000/09/03国内女子

平瀬真由美、文句無しの逃げきり優勝!

橋本愛子が2番から4連続バーディと一気にまくった。アウトは31。こうなったらもう橋本の勝利間違いなし、と見えたのだが・・。これに反して前半パーの続いた平瀬真由美は8番でようやく初バーディ。3~4メートルが入った。 「橋本選手はよく入っていた。自分はボギーになりそうなものを拾っていくパー。でも微妙 なパーパットを沈めたのが自分にとっては大きかった」と平瀬。 バック9に入ってからも11番でバーディが入りここで逆転に成功。しかし14番はボギーでまた並び、15番は橋本のボギーでまたリード。17番でピン2メートルについてくれた。ここでほぼ勝利が確定。 「アンダーでは回ろうと思っていたが、最終ホール...
2001/11/04国内女子

格の違い!? 安定したゴルフでA.ソレンスタムがしっかり逃げ切った

日米共同開催の女子ツアー第2戦「ミズノクラシック」の最終日は、これまでの2日間とはまったく異なり、10メートルを越える突風が吹きつけた。 各選手スコアメイクに苦しみ、スコアを2つ以上すなわち60台をマークしたのは選手は4人だけだった。 初日から首位に立ち、最終日を2位に2打差の11アンダーで迎えたアニカ・ソレンスタムは、前日の記者会見では、「スコアは良かったが、ショットには満足していない」と言い、最終日もスタート直前までスイングのチェックに余念がなかった。 「今日はグリーンの真ん中を狙い、ミスをしないゴルフを心がけた。風が強かったので、あまり攻撃的にならず、きっちり守っていこうと思った。迷った...
2001/11/03国内女子

ソレンスタムが逃げるか? 不動裕理が背後に迫る!

日米共同開催の女子ツアー第2戦「ミズノクラシック」の2日目は、午後から雨模様となった。しかし、日米を代表する選手にはまったく影響が無かった。 初日6アンダーをマークし首位に立ったA.ソレンスタムは、2、4番でスコアを伸ばし、9番パー5ではセカンドをグリーン手前のバンカーに運んだ。そして、ピンまでの距離を補足して臨んだバンカーショットが、チップインイーグルとなった。 「今日はスコアほどプレーは良くなかった。パットはまあまあだし、アイアンもミスは無かったが、良いとはいえない。明日、不動さんと回ることは試合として面白いが、自分のゲームに集中して、いいゴルフをして優勝したい」 独走態勢に入りかけたソレ...
2001/10/28国内女子

予想通り!? A.ソレンスタムVS朴セリとなった

準決勝第一試合はA.ソレンスタムとL.ケーンの対決。序盤からパーセーブを繰り返すソレンスタムに対し、ケーンはショットが乱れ自滅のような形になった。13番ホールでソレンスタムがバーディを奪い5アップでドーミーホールを迎えた。しかし、14、15番ホールはケーンが意地を見せ3アップまで戻したが、16番ホールでソレンスタムがトドメのバーディを奪った。スコアは3アンド2だった。 第二試合は韓国の朴セリと台湾の黄玉珍との対決となった。今大会アイアンが絶好調の朴は、スタートホールを取った。3番でオールスクエアとなったが、その後は終始朴が試合を引っ張った。14番ホールでこの試合7つ目のバーディを奪い6アンド4...
2001/10/27国内女子

やっぱり強い、ソレンスタムと朴セリが直接対決に向け準決勝進出

シスコワールドレディースマッチプレーの3日目、第3回戦4試合が行われた。米ツアー賞金ランキング首位のA.ソレンスタム、2位の朴セリは危なげなく勝ち進んでいる。 2番ホールで対戦相手のM.マッカイに1アップのリードを許したソレンスタムだが、イーブンに戻した後は主導権を握り、一度もリードされることは無かった。このコースにも、日本にいることにも慣れてきたソレンスタムは気持ちよさそうにラウンドしていた。 「今日は、両プレーヤーとも良いプレーをして、アップしたりダウンしたりエキサイティングな対決。今週で一番スウィングは満足しています。最初ダウンしましたが、早かったこともあって、そんなにプレッシャーは感...
2001/10/26国内女子

A.ソレンスタム、朴セリは順当、高村亜紀が3回戦進出!

日米LPGAツアー共同開催で行われている「シスコワールドレディースマッチプレー」の2日目は2回戦8試合が行われた。 1回戦同様、第一試合にA.ソレンスタムが登場、M.レドマンとの対戦となった。1番2番は互いにポイントを奪い合ったが、5番パー5でソレンスタムが1アップ。続く6番はセカンドショットをピン50センチにつけてバーディ、8番ホールまで4ホール連続で取り4アップとなった。その後は互角の戦いになったが、15番パー5でソレンスタムが取り5アンド3で3回戦進出を決めた。 「今日はとても良いゲームができました。ほとんどミスもしませんでしたし、でもバーディパットがあと4つ入るチャンスがありました。...
2001/10/25国内女子

米ツアー勢が本領発揮! 日本ツアーは4人しか残れず

日米を代表する女子プロゴルファーのマッチプレーが行われた。参加選手は賞金ランキング上位16名づつ計32名によって争われる。初日の第一回戦は両ツアーのランキング順に対戦が組まれ、16試合が行われた。 まず先陣を切って登場したのが、米ツアー賞金ランキング1位のA.ソレンスタム。対戦相手は、日吉久美子が欠場となったため繰り上げでの出場となった那須美根子。7番、10番のパー3でソレンスタムがリードを奪い、15番パー5で3UPになった。そして、16番のドーミーホールで那須がポイントを奪えず決着がついた。 「今日は12番のグリーンで1つだけミスをしたが、あとは良かった。スピード、距離感はとても良かったが、...
2001/09/30日本女子オープンゴルフ選手権競技

南の島、沖縄勢が、北の台地、北海道を制した

日本女子オープンゴルフ選手権競技の最終日は2日目から吹いた強風がさらに増し、協会発表の風速は9.4メートルに達した。 最終組の首位、島袋美幸と2位岡本綾子との差は3打。この女子オープンに過去2回優勝している岡本はスタートから連続ボギーを叩いてしまった。 2日目から首位に立った島袋は、耐えて耐えてパーセーブを繰り返した。4番ホールを終えた時点でその差は6つに広がっていた。8番でダブルボギー、14番ではダブルパーの8を叩いたが、と続く15番で苦しみながらも快心のパーセーブ。思わずバンザイが出るほどだった。 その後16、17番でボギーを叩いたが、最終18番はパーセーブ。「ホッとしてます。4日間ようガ...
2001/09/29日本女子オープンゴルフ選手権競技

7オーバーで島袋が首位キープ。岡本綾子と一騎打ちか!?

日本女子オープンゴルフ選手権競技の3日目。2日目と同じように風が選手を苦しめた。女子プロ協会会長の樋口久子も「難しい条件が全て揃ってしまった」というほど、スコアを崩す選手が続出した。 2日目に単独首位に立った島袋美幸はラウンド中も笑顔を絶やさず、迷いのないプレーで5つスコアを落としながらも首位をキープした。2番パー5でバーディを奪い、前日ホールインワンを達成した6番パー3では、ピン奥からの難しいラインを読みきりバーディを奪った。 後半の13番から続く難ホールも15番のボギー1つに抑えるなど、寄せとパターでピンチを切り抜けた。17番ではピン奥2メートルからのバーディパットが、カップの横を通過する...
2001/09/28日本女子オープンゴルフ選手権競技

ゴルフにならない!? そんな悲鳴が上がるスコアになった

日本女子オープンゴルフ選手権競技の2日目は、初日の無風が嘘のように本来の室蘭の顔を見せた。JGA発表の風速は6メートルとなっていたが、グリーン上に止まったボールが動くほどの強風が吹き荒れた。そしてスコアも大荒れ、16オーバーが予選カットラインとなった。 この日のベストスコアは2オーバー74で回った大城あかねと黄玉珍の2人で、ともに6オーバーで初日の25位から2位タイに浮上した。 単独首位は2オーバーの島袋美幸。風の中、距離感や方向性もままならない状況だったが、6番180ヤードのパー3で4番アイアンを使用し、ホールインワンを達成した。 「6番ホールは打順が最後だったんです。スライスのボールだけ打...
2001/09/16国内女子

ベテラン城戸富貴が今季初優勝を手にした

前日3打差でスタートした城戸富貴に誰も追いつけなかった。9アンダー2位には不動裕理・藤井かすみ・原田香里。5位に大場美智恵。 「これで9月の決算が黒字になりました。ありがとうございました」と城戸富貴。前日首位でホールアウトするも「差はあってないようなものだったので、自分のゴルフをするしかない。それで他の人が優勝するならしょうがないと思っていました」 といいつつも、同組の原田香里らの調子に「引っ張られて」ここまでこれた。 2日目にコースレコードの65をマークするなど、勝つにしても嬉しいおまけまであった。終わってみれば2週連続予選落ちとは思えない好調ぶり。「こればっかりは何年ゴルフをしててもわ...
2001/09/09日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

二転三転の首位争いは、最終ホールであっけない幕切れとなった

日本女子プロゴルフ選手権の最終日は雨模様の中で行われた。3日目に首位に立ったものの、終盤スコアを崩した日吉久美子が、どこまで踏ん張れるかといった感じで最終日を迎えた。 日吉は2番でバーディを奪うと6番でもスコアを伸ばし、9アンダーまで伸ばした。しかし、前日の嫌なイメージの残る後半のホールに入った。そして、12、13番で連続ボギーを叩き2位に後退してしまった。 その日吉を捕らえたのは、1打差の2位からスタートした福嶋晃子だった。日吉がボギーを叩いた13番でバーディを奪った福嶋が逆に1打リードした。そして、最終18番ホールに入った。 18番はティショットを浮島に向かって打つ名物ホールになっており、...
2001/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

日吉久美子が7アンダー首位。1打差で福嶋晃子、木村敏美が追う

日本女子プロゴルフ選手権の3日目。2日目に5つスコアを伸ばし2位につけていた日吉久美子がスコアを伸ばした。スタートの1番パー5でバーディを奪うと、6、7番でも連続バーディ、後半にも12番でもスコアを伸ばし11アンダーで独走態勢に入るかと思われた。 しかし、15番パー5で3オンした日吉は残り7メートルを3パットでこの日初めてのボギーを叩くと、17番でもボギーでスコアを落とした。そして、最終18番ではセカンドショットを池に入れ、打ち直した4打目をピン横80センチに寄せたが、このボギーパットを外しダブルボギーで7アンダーでのフィニッシュとなった。 「途中で差がついたのは知っていましたし、明日もあるの...
2001/09/07日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯

井上陽子が8アンダーで首位をキープ。日吉久美子が1打差で追う

今シーズン最初の公式戦「日本女子プロゴルフ選手権」2日目。初日首位の井上陽子が出足2つのボギーでつまずいたが、その後5つのバーディで通算8アンダーまで伸ばした。 「初日のスコアを落とさないように、なんとかついていこうと思っていたんですけど、パットのタッチが合ってきたら、攻める気持ちが出てきました。この流れを崩さないように残り2日間やりたいですね」 井上を1打差で追いかけるのは、この日5つスコアを伸ばした94年の覇者、日吉久美子だった。スタートの1、2番で連続バーディを奪った日吉は、8番でも伸ばし、15、16番の連続パー5を確実にバーディを奪った。 「今日の組み合わせ(不動・天沼)は、ネームバリ...
2001/09/02国内女子

上位陣総崩れ、島袋美幸が逆転でツアー4勝目を上げた

フジサンケイレディスクラシックの最終日は、前日単独首位に立ったL.デービースが思わぬ苦戦をし、紺状態となった。終盤の混戦状態から一歩抜け出したのが韓国の李知姫。14番でバーディを奪い1オーバーで単独首位に立った。そして島袋美幸も16番で李に並び優勝争いは2人に絞られた。 最終組ではデービースが崩れていくのを見ながら、坂上晴美、土屋陽子は2オーバーでこらえていたが、16番のパー3で互いにティショットを池に打ち込んでしまった。 「お約束の池に入れてしまいました。でも、ギャラリーが多い中でできて気持ちよかった。とりあえず17、18番と上がりが良かったんで、次につながります」 一昨年の最終日と同じ...
2001/09/01国内女子

デービースが本領発揮。67で単独首位。

2日目はほとんどの選手がスコアを伸ばせず苦しむ中、前日1オーバー17位タイからスタートしたL.デービースがひとりで伸ばし首位に踊り出た。1打差2位には今日をパープレーとした坂上晴美と土屋陽子。4位グループには村井真由美・武田久子ら4人が並んでいる。 先週ヨーロッパの試合に出場していたデービースは、「開催コースのグリーンが非常に遅く、ここに対応するのに時間がかかってしまった」 初日はグリーンが速い太平洋御殿場コースに苦しめられたものの、今日はようやくフィーリングが合ってきたようだ。7バーディ、3ボギーの67。 いつもトップ3を狙うデービースだが、今季USPGAツアーでの成績は不本意。今週優勝...