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5人プレーオフ! 高村亜紀がV

こんな展開になるとは予想外だった。終始リードしていた高村亜紀が15番、17番を痛恨のボギー。1アンダーに後退してしまった。遅れていた中野晶は最後のチャンス18番でバーディとしてこれも1アンダー。そして17番ボギーでお終いかと思われた天沼知恵子も18番バーディ。小野香子は先に16番バーディで1アンダーホールアウト。大外から米山みどりも15番、17番をバーディとして1アンダー。

高村が沈み、天沼が現状維持。他の3人が追い込んだ結果、なんと1アンダー5人プレーオフという事態になってしまったのだ。5人がもつれれば、誰が勝ってもおかしくはない状況だったが、しかしやはり貫祿。公式戦2勝の実績と自信の高村亜紀がプレーオフの18番ホール、ピンそばに付けてバーディを決め、勝ち抜いた。

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最後は5メートルのバーディで決定戦の権利を得た天沼知恵子。「気分よくプレーオフに臨めました。今日は勝ちにいくべき!と思っていたんですが、負けてましいました。でもいい勉強です。またチャンスもあると思いますから」

この2位タイで獲得賞金額が1600万円弱になった。来期のシード権は確保。「これまで予選会では何度も涙を流してます。その意味では収穫です。来週のデサント、どうにか頑張ります」

米山みどりも気分は悪くない。「最後まで自分が勝つことを信じてやれたんで、ヨシとします。本戦の18番(パー)はバーディを計算していたんですが・・。(プレーオフに)残れるとは思っていませんでした」

この4日間、2回のダブルボギーがあった。「それだけは悔しい。その2つだけ、自分らしくできなかったの悔しいです」

高村亜紀は前半1バーディ。しかしバック9は11番、15番、17番と落とした「もうダメかと思った。一人で崩れて一人で・・という感じ。なんとか勝ててホッとしています」

ピア・ニールソンの教えを守りながらプレーした。「笑いながら歩いたり、自分のリズムを保ってプレーするとか、悪いイメージを持たないとか。意識してそう努めました。ごく最近、ようやくできるようになったんです」

大器といわれ、女子プロ、女子オープンを勝ってから、体の不調に陥った。それでも98年は7勝目。去年は勝てそうで勝てないシーズンを送り、そして今年、2回目の女子プロ選手権勝利だ。

「これを機に、まだ分かりませんがこれを機に変われればと思います。トレーニングとか、疲れを残さないこととか、これまでやってきたことを今後も続けていければまた勝てるんじゃないか、また優勝できるんじゃないか、そう思います」

目標は「年間2勝できる選手」 海外への夢を育み続けている。

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2000年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカ杯



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