1998/05/28国内男子

藤池昇竜、11アンダーの60!

舞台は高知県、黒潮の太平洋をのぞむ土佐CC。開催コースは違うものの昨年はジャンボ尾崎が大会を2連覇。去年はこの試合の優勝がすでにシーズン3回目の勝利で、外国勢に押しまくられ気味の今年とはだいぶ様相がちがう。とはいえ今週、ジャンボはまずまずの3アンダースタート。可能性は十分。 しかし初日は3アンダーや4アンダーでは問題にならない。ほとんど無名の藤池昇竜(ふじいけのぼる)がなんと11アンダーの60をマークして、もちろん文句無しのダントツ首位。11番でバーディ。15番から18番まで4連続バーディ。1番で唯一のホギーを叩いたが2番から4番ま3連続バーディ。6番ミドルでイーグル。7番8番を連続バーディ。...
1998/07/23国内男子

首位はコンラン。田中秀道も好位置!

全英オープンの余韻の残る今週。男子トーナメントは青森CCを舞台に今年から始まった新規トーナメントアイフルカップゴルフ。途中、雨のため中断をはさんだ初日、トップを走ったのはS.コンラン。ボギーなしの7バーディ。本人としては先週はワッツ、今週はコンランで決まり!といきたいところだ。「雨の中のゴルフは精神的に影響を受ける人もいるだろうが、ぼくは平常心でプレーできる」 富永浩が66でラウンドした。ボギーひとつ、バーディ7つ。「午後のスタートで条件が良かった。風もなく傘もいらなかったからね」 今年は10キロの減量に成功した。夕食を早い時間にとるようにしたのだという。「トレーニングもしている。最近は疲れが...
1997/04/03国内男子

トップは久保谷健一。丸山茂樹も好位置キープ

6871ヤード、パー71に設定された江戸崎CC。明大出身、まだ25歳の久保谷健一が初日のリードを奪った。2位タイには丸山茂樹。それにしてもB.ジョーブ、P.テラベイネン、T.ハミルトン、P.マックウィニー、S.ギムソンとカタカナ名前がずらりと並んでいる。今年は元気な杉原輝雄もまた上位に顔を出しており、これから混戦、どういう展開になってくれるか(まぁ、混戦になるでしょう)。...
1997/11/22国内男子

ワトソン首位キープ、パリーが並走

気温も上がりようやく薄日も見えてきたフェニックスCC。この試合は雨じゃ雰囲気が出ません。前日首位に立ったトム・ワトソンが依然としてトップを堅持しています。 ワトソンは出だしをバーディと幸先よくスタートしたものの6番ショートでボギー。以後これもショートホールの17番までバーディなし。 「昨日ほどパットが入らなかった。4ホールで短いパットを外してしまった。昨日の好調(26パット)と今日の不調(32パット)をならすと平均的なパットになってしまったね。これから練習グリーンでフィーリングを取り戻しに行くよ」とワトソン。 優勝スコアは11アンダーから12アンダーと読んだ。「このコースで風がなければ、もっと...
1998/09/24国内男子

エレラ、今年もトーナメントをリード!

一昨年はジュンクラシックCCを舞台にジャンボが優勝。昨年はロペ倶楽部が舞台でエドアルド・エレラが勝利。尾崎は最終日に75と大叩きして4位だった。そして今年、絶好調とは言えないながらも賞金レース首位に躍り出たジャンボ尾崎は、当然この試合を制して秋のシーズンへ気分よく船出したいところだろう。昨年の雪辱も果たしたい。もちろん丸山茂樹を始めとしてジャンボ阻止に立ちふさがる選手も多いはずで、さて本番はどんな展開になるか・・。 しかし初日をリードしたのは昨年の勝者・エドアルド・エレラだった。ボギーなしの6バーディ。このロペ倶楽部がすっかり好きになってしまっている。「このコースは去年も勝っているし、グリーン...
1997/09/25国内男子

首位フランコ、ジャンボが2差で2位スタート!

前週は追い込みの効かなかったカルロス・フランコだが、今週は完璧。バーディ6つでボギーなしのラウンド。「ドライバーは100%の出来、すべてフェアウェイをキープした。アイアンは70%か80%かな、グリーンをし4回外したから」ただし、その4回もグリーンにオンしてからバックスピンでこぼれたのだという。 この試合に優勝したこともある。もう3年前のことだが、コースはやはりロペ倶楽部だった。「今シーズンは調子が良くて賞金ランクも5位には入れると思う。あと必要なのは優勝だけだね」 ジャンボは連続バーディの発進。トータル6バーディ。しかしボギーも2ホール連続した。「とりこぼしが多い。ボギーホールもちょっとグリー...
1997/03/13国内男子

荒れ模様の開幕戦、フランコが飛び出す

いよいよ開幕の男子トーナメント。50歳の大台に乗ったジャンボ尾崎が今年も賞金王なるか?(実現すれば4年連続。青木功に続く大偉業!)。それとも丸山茂樹を筆頭とする若手中堅がこんどこそ大先輩に隠居願って世代交代? 1週早く始まった女子ツアーは最初こそ原田香里や塩谷育代などそうそうたるメンバーが飛び出したものの、最後は韓国勢同士のプレーオフという結果になった。男子ツアーも外国人選手の強さはあなどれない。はて、どんな展開になってくれるか。面白い1年をお願いします。 ということで鹿児島・祁答院ゴルフ倶楽部での開幕戦。いきなり雨にたたられてプレーは遅延。日の長い鹿児島とはいえ、日没があやぶまれたたが、トッ...
2000/06/15国内男子

初日は景気よくバーディラッシュ

先週の試合には申し訳ない話だが、休養十分の選手たちがこぞって参加のよみうりオープンだ。コースはお馴染み、兵庫県のよみうりカントリークラブ。今年はタマノイ酢が冠についた。 初日はバーディが大安売りだった。首位に立った佐々木久行は2ホール目の11番から勢いがつき、15番から18番まで4連続。アウトに回ってからも2番3番と連続バーディ。ボギーなしの65と気分のいい1日を終えた。佐々木だけでなく66の2位グループは手島啓二、水巻善典、林根基。またツアー序盤戦の元気を取り戻したい田中秀道も7バーディ、1ボギーの6アンダーと立派なスコアをマークした。 佐藤信人は珍しく1オーバーと地味なスタートを切った。こ...
1997/10/16国内男子

米山剛、10バーディの9アンダー!

ちょっと珍しいというか新鮮。米山剛が猛烈なバーディラッシュを見せて、なんと9アンダー。インスタートでいきなりバーディとし、以後とり続けてハーフ6バーディの30。アウトにまわってからも1番2番を連取し、結局32。ボギーは4番のパー3でグリーンを外して2パットしたものだけ。 「風邪をひいて調子が悪かった。医者へいったら熱が38度もあって、水曜はひたすら休養していました。今日も関節は痛いし、ボーッとしてラウンドしてました」と言う。 スコアが伸び始めて、痛みも忘れてしまった。「今年のフジサンケイでホールインワンしたときも風邪をひいてたから、風邪の方がいいのかな。ボーッとしてスコアを気にしないのがいいの...
2001/04/21国内男子

片山、谷口が伸ばした。伊沢も割って入り最終日を迎える。

茨城ゴルフ倶楽部で行われているキリンオープンゴルフの3日目は冷たい風が選手を苦しめた。4月後半とは思えない寒さの中、選手たちは防寒対策をしながらのラウンドとなった。 初日からトップに立ったディフェンディングチャンピオンの片山晋呉は、今日も体調は戻らないものの「気持ちと体調は別ですから。初日よりも、今日が一番いいゴルフができて楽しかった」と悪天候の中昨日と同じ1アンダーフィニッシュに満足している。 片山のライバルとして昨シーズンの賞金王を最後まで争った谷口徹もスコアを1つ伸ばし、片山と3打差の2位につけている。「明日は3位を狙っていきます。まぁ、隙があったら頑張りたい。そんなに今は意気込んでいけ...
2001/04/15国内男子

昨年の仇を取った!田中秀道が快心の逆転優勝。

スポーツ振興カントリークラブ山の原コースで行われた「つるやオープン」最終日。 首位河村雅之に5打差の3位タイでスタートした田中秀道が66でまわり、大逆転で今シーズン1勝目をあげた。 最終組の1つ前でスタートした田中は、1番ティショットを左に大きく曲げOB。いきなりダブルボギーを叩いた。「がっかりのスタートになってしまったんですけど、その怒りが、この先もう行くしかないという状況でしたね」あきらめではなく、開き直りがいい方向につながった。 6番から10番まで5連続バーディ。予選ラウンドの河村をもしのぐバーディラッシュを見せ一気に優勝争いに加わった。 そして迎えた15番パー5「今日のスタートがダボだ...
2000/05/25国内男子

手嶋多一がハーフ29、トップに立った。

毎年コースを変える三菱自動車トーナメント(一昨年までは三菱ギャラン)、今年は滋賀県、蒲生ゴルフ倶楽部で開催されている。初日首位を走るのは7アンダーの手嶋多一。2位葉彰廷、3位に謝錦昇と台湾勢がつけている。近藤智弘はジャンボと同位の2アンダー12位からの発進とした。 インからスタートした手嶋多一は7バーディ、ノーボギーでホールアウト。出だしから17番まで、ショットはいいのに、パットが入らなかった。パーが続いていたが17番で「絶対にボギーと思っていた」8メートルのパットを入れて、流れが変わった。「あれで気分がスッキリしました」 18番を手始めにそこから5連続のバーディを沈めて後半は29をマークした...
2000/11/09国内男子

宮本勝昌、今度こその首位発進

ここ数日で急に寒さを増した太平洋クラブ御殿場コース。そんな中、秋のインターナショナル3連戦が開幕した。初日は宮本勝昌・杉本周作が6アンダーと好調に伸ばして首位タイとし、3位に野上貴夫。常連M.オメーラは伊沢利光・米山剛・白浜育男と共に4アンダー4位といい位置につけている。 88年の全米プロチャンピオンのジェフ・スルーマンは2アンダー13位からのスタートとまずまずの出だし。豪州のアーロン・バデリーは今大会がプロ転向後初めての試合となるが、初日は4オーバー67位。アウトからスタートした野上貴夫は出だしをボギーとしながらも3番ホールから4連続バーディを沈めて67をマークした。 今週はお父さんが掛...
2005/10/13日本オープンゴルフ選手権競技

尾崎将司が9位タイと大健闘。トップはD.チャンド

第70回「日本オープンゴルフ選手権競技」が、兵庫県にある廣野ゴルフ倶楽部で開幕。風はそれほどなく穏やかな天候であったが、コースはメジャーセッティング。狭いフェアウェイと深いラフに多くの選手が苦しみ、アンダーパーでプレーしたのは8名だけだった。 初日4アンダーをマークし首位に立ったのは、ディネッシュ・チャンド(フィジー)。首位と1打差の3アンダー2位タイには林根基(台湾)と久保谷健一が並んだ。久保谷は試合後のインタビューで「方向性を重視してプレーしました。ティショットがファーストカットに止まっていることが多く、ラフにいかなくて助かりました」とコメント。このコースで好スコアに出すにはラフに入れない...
2005/10/16日本オープンゴルフ選手権競技

片山晋呉が大逆転で涙の今季初優勝!伊沢利光は4位タイに終わる

兵庫県にある廣野ゴルフ倶楽部で開催されている、第70回「日本オープンゴルフ選手権競技」の最終日。上位陣が風の計算に悩みスコアメイクに苦しむ中、今季まだ未勝利だった片山晋呉が通算2アンダー、悲願の日本オープン、そして今季初優勝を決めた。 この日の片山は、前半で2つバーディを奪い一気に2位に浮上すると、後半も完璧に風を読みきった見事なプレー。12番、1つ置いて14番でもバーディを奪い、16番ではボギーを叩くものの最終日3つスコアを伸ばす地力を見せた。通算2アンダー、難しいコース設定の中、見事優勝に輝いた。これで賞金ランクも一人だけ1億円台に乗せトップに。 首位タイで最終日を迎えた伊沢利光は、この日...
2005/10/15日本オープンゴルフ選手権競技

10年ぶりの日本オープン制覇か!?伊沢利光首位タイに浮上!!

兵庫県にある廣野ゴルフ倶楽部で開催されている、第70回「日本オープンゴルフ選手権競技」の3日目。雨が降る悪コンデションの中、この日、4つスコアを伸ばした伊沢利光が通算3アンダー、川岸良兼と並びトップタイにたった。 出だしの1番でいきなりボギーを叩いた伊沢は、その後も我慢のプレイが続いた。しかし、9番でこの日初めてのバーディを奪うと、後半に張ってからは4つのバーディを奪取。トップに浮上した。明日の最終日に向け「5アンダーが優勝へのボーダーライン」と語る伊沢は6か7を目指すと優勝への意欲を見せた。 伊沢と並んでトップに立つ川岸は、伊沢と同じく1番をボギーとしてしまう。その後もなかなか波に乗れず、結...
2005/10/14日本オープンゴルフ選手権競技

川岸良兼が大爆発!大会ベストスコアタイ「66」で一躍トップ!伊藤涼太は予選落ち

兵庫県にある廣野ゴルフ倶楽部で開催されている、第70回「日本オープンゴルフ選手権競技」の2日目。この日、大会ベストスコアに並ぶ「66」のスコアで一気に浮上したのが、通算4アンダーの川岸良兼だった。 10番からスタートした川岸は、13番から怒涛の5連続バーディを奪う。川岸本人が、どうしちゃったんだろう。と感じたほどパットが入り、「長いほうが入る状態だった」というように、ロングパットが絶好調。結局5つスコアを伸ばし、2位と2打差をつけ、一躍トップに躍り出た。 今日も朝早くから大勢のギャラリーを集めてのラウンドと、注目の集まる青木功、尾崎将司、中嶋常幸のAON組。この中で予選を通過したのは、尾崎将司...
2002/11/20国内男子

大物4人のプロアマにギャラリー大満足

ダンロップフェニックストーナメントの前日、フェニックスカントリークラブでプロアマトーナメントが行われた。基本的にはプロ1名に対し、招待客3名が組んでラウンドするのだが、タイガーの組だけは特別だった。米国シニアツアーで活躍を続ける、現役プロゴルファーの青木功が入ることになったのだ。 招待されたのは、メジャーリーグベースボールのマリナーズに所属する、大魔神こと佐々木主浩。そして、テレビのスポーツ解説でもおなじみの元プロテニスプレーヤー松岡修造という組み合わせになった。押し寄せたギャラリーもほとんどがこの組について回り、報道カメラマンも群れをなして選手を取り囲んだ。 松岡はティグラウンドを駆け下りる...
2002/10/19日本オープンゴルフ選手権競技

佐藤信人は一歩後退。D.スメイルと金鐘徳が6アンダーで並んだ

第67回の日本オープンも、いよいよ決勝ラウンドに入った。61名のプロゴルファーと、5名のアマチュアが、下関ゴルフ倶楽部を舞台に戦いを繰り広げている。 予選2日間、予想された強風は姿を見せず、3日目は朝から雨が降ったが、風は出なかった。それでも、日本オープンというコースセッティングに選手たちは苦しんだ。この日アンダーパーを出したのは7人しかいなかった。 2日間首位を守った佐藤信人は、スコアを2つ落としてしまい、5アンダーで3位に後退。変わって首位に立ったのは、ニュージーランドのデビッド・スメイルと、韓国の金鐘徳の2人だった。 3アンダーからスタートしたスメイルは、前半に3ストローク伸ばし、12番...
2002/10/18日本オープンゴルフ選手権競技

風が重たい!? 苦しみながらも佐藤信人が首位をキープ。

山口県の下関ゴルフ倶楽部で開催されている「日本オープンゴルフ選手権競技」の2日目。各選手スコアメイクに苦しみ、いよいよ日本オープンらしくなってきた。 初日8アンダーをマークして単独首位に立った佐藤信人は、早い時間にスタートした。出足の10番でバーディを奪い9アンダーまで伸ばしたが、12、17番でボギーを叩いた。そして後半、バーディは奪うものの、4番のダブルボギーに、終盤の7、8番では連続ボギーを叩きスコアを1つ落としてしまった。 「いろいろあって思い出せないなー」。ラウンドの第一声は、疲れきった表情にため息交じりの会見となった。「もちろん満足はしていないのですが、今日はショットがブレていたので...