1999/12/09国内男子

初日の首位は溝口英二、川原希

ツアー最終戦。今年も沖縄の大京CCで行われるが、名称はファンケル沖縄オープンだ。来季ツアーシードを確保しようと躍起になっている選手に加え、今年の賞金王もまだ確定していない。賞金王に王手の直道を細川和彦が最後まで追い詰めて放さない。沖縄決戦までもつれこんだ。面白い展開だが、ランキングのボーダーライン68位前後にいる選手のラストスパートに押され気味のスタートとなった。 初日首位に並んだのは、5アンダーの溝口英二・川原希の2人。1打差3位には谷口徹・深堀圭一郎・佐々木久行がつけた。井戸木鴻樹・手島多一ら5人は3アンダー6位にいる。 アウトからスタートした溝口は出だしから連続のバーディを決め、好調に滑...
1999/09/25国内男子

ジャンボ、18番池ポチャで独走止まる

おきまり、ジャンボ尾崎疾走のパターンだった。17番まで5バーディ、1ボギー。楽々逃げきって明日にそなえるはずだったが、18番で池に2発放り込むという思わぬトラブルが待ち構えていた。パー4での8叩き。一気に貯金を4つ減らし、結局は飯合肇と並ぶ9アンダーだ。 「11番で13アンダーになった後、13、14、15番とチャンスはあったんだ。しかしどっちに切れるかわからない微妙なラインに付いてしまった。13、14番なんかもう少し上に(ボールが)いけば完全なフックなのに・・・両方ともスライスに読んで外してしまった・・」とジャンボ。 そして18番のセカンド。間合いがとれなかったという5番アイアンはウォーター...
1999/04/22国内男子

韓国の崔京周がトップ

茨城GCでキリンオープンが始まった。初日のリードを奪ったのは6アンダーの崔京周(チェ キョンジュ)。2位に今野康晴、細川和彦が並ぶ。続く4位は尾崎直道。 初日65とした崔京周は、ボギーなしの6バーディ。昨年同大会に出場し東コースをまわった。その時は35位タイ。「東より西のコースのほうがグリーンが速いので難しいと思います」日本のグリーンはラインが良く出るのでいい感じでパッティングができている。「いつも出場しているアジアン、オメガツアーはグリーンがだいぶゴツゴツしているから」 今年29才、韓国では96、97年に賞金ランキング1位。98年には4位を獲得している。昨年アメリカのQスクールを受けたが不合...
2000/09/14国内男子

首位には、C.ペーニャと山添昌良

朝から雨模様の札幌GC輪厚コース。初日は5アンダー首位にアメリカ出身のC.ペーニャとマンデーを通過してきた山添昌良。1打差3位には片山晋呉・佐藤信人・B.アンドルーズがつけている。 尾崎直道は鈴木亨らと共に2アンダー8位といい位置。昨年、涙の2年ぶり優勝を遂げた細川和彦は1オーバー36位。ディフェンディングチャンピオンとして久しぶりに国内競技に顔をみせている。 先週、先々週と調子があまり良くなかったC.ペーニャ。昨日コーチに電話でアドバイスを受け、オーバースウィングだったことを指摘された。おかげで調子が戻り全てのクラブが上手くいった。「雨のせいでコースが長く感じられたけど、18ホール中、フ...
2000/08/26国内男子

今度は杉本周作。-13で首位に並んだ

初日、2日の伊沢利光は凄いペースだったが、さすがに3日目は速度が鈍った。最終18番ロングを沈めて、かろうじての一つ伸ばし13アンダーだ。 杉本周作は今日も伸ばした。2番で痛いダボを叩いたが4番から3連続バーディ。9番10番も取り、13番はイーグル。終盤17番ショートも入れてこの日66。首位を走る伊沢利光に追いついた。藤田寛之も大きく伸ばしているし、明日もまたバーディ勝負の最終日になりそうだ。 杉本周作は2番でいきなり4オン2パットのダボ。「結果的には気持ちをうまく切り換えることができたけど、これは苦しかった。このままズルズル行くのかな・・と考えてしまった」 しかし続く3番で14~15メー...
2000/06/29国内男子

ハーフ28! 伊沢利光が突っ走った

栃木県のホウライCCが舞台の新規大会。ツアー選手のほとんどが出場し、勝者には日本オープン・日本プロと並ぶ5年シードが与えられる。初日トップはなんと35・28で63をマークした伊沢利光。先週(ミズノオープン)は最終日にまさかの逆転負けを喫したが、最終日を除けば、ずっとトップを走りつづけていた好調さをここでも発揮している。8アンダー2位には小山内護がつけている。2打差で後に続いたのはニュージーランドのD.スメイル。飯合肇、連続イーグルの久保谷健一ら6人が5アンダー4位グループとした。 アウトからスタートした伊沢利光は前半を淡々とこなし、後半で爆発した。いきなり10番イーグルとしたのを皮ギリにバーデ...
2000/05/04国内男子

2アンダー首位に久保谷健一

フジサンケイクラシック初日。2アンダー首位としたのは久保谷健一。1打差2位には宮瀬博文・飯合肇・尾崎健夫ら8人が固まっている。続く10位には、佐藤剛平・倉本昌弘ら7人。アマチュアながらマンデーから本戦への切符を手にした日体大2年の清田太一郎は2オーバー30位タイと初日から健闘している。 ディフェンディングチャンピオンの桧垣繁正は4オーバー66位タイと出遅れ気味のスタートとなった。今大会6回を優勝し、そのうちの5回までを川奈ホテルGC富士コースで優勝しているジャンボは今年欠場。 トップに立って「ビックリしました。のんきに練習してたんですけどね」とは久保谷健一。このコースに限っては風が吹いているほ...
2000/04/20国内男子

ジャンボ出遅れ。今田竜二 好スタート

いよいよ公式戦、キリンオープンが始まった。もともとアジアンツアーの一環としての位置づけを持っていた試合だが、今年からはJGA(日本ゴルフ協会)とAPGC(アジア太平洋ゴルフ協会)の共同主催へ発展した。このため出場カテゴリーも変化し、アジア太平洋地域19カ国から推薦のプロやアマチュアが多数参加する国際色ゆたかな大会となった。 今年も茨城GCで開催されるキリンオープンだが、今回は東コース。強風と雨の中という悪天候の初日。リードを見せたのは台湾の林根基。66をマークして2位のK.H.ハンに3打の差をつけている。続く東聡、片山晋呉ら3人が上の2人を狙っている。 アウトからスタートした林根基。1番ホール...
2000/04/13国内男子

首位 金鍾徳。片山、石垣も好スタート

今年もスポーツ振興カントリークラブ山の原コースで開催されているつるやオープン。開幕早々3週間のブランクだったが、初日から首位発進をしたのは金鍾徳。昨年は静岡オープン、よみうりオープンで2勝した韓国のベテランだ。4アンダー2位には片山晋呉・岡茂洋雄・石垣聡。今年からツアー本格参戦となる近藤智弘は69をマークして、田中秀道・横田真一らと共にしっかり上位につけている。近藤のライバル矢野東はイーブン、44位からのスタート。 アウトからスタートした金鍾徳は前半は波に乗れず1バーディに留めたが、後半からショットの調子が出てきた。15番から上がりホールまでの4連続バーディを決めてトータル6バーディ、1ボギー...
2000/03/10国内男子

川岸、桑原、芹沢の三つ巴!

初日リードの芹沢信雄も4バーディ2ボギーと少し荒れ気味だったがスコアを伸ばした。同じように5バーディ2ホギーの桑原克典も結局3つ伸ばして6アンダー。去年あたりから変身模様の川岸良兼はボギーなしのステディ69でやはり6アンダー。 大ベテラン、ベテラン、中堅と3人そろっての首位。早春の祁答院GCは明日も明後日も荒れそうだ。なお従来なら大本命のはずだったジャンボ尾崎は予選落ち。田中秀道、細川和彦も通過できなかった。 桑原克典はインで2ホール続けてボギーとしてしまった。「11番はダフり。あんまりないんですけど・・ティショットがダフるんです。久しぶりのゴルフで、試合でちょっと緊張気味です」 おかえしとし...
2000/03/09国内男子

いよいよ男子開幕戦!

待ちに待った男子ツアーが開幕した。開幕戦は今年も祁答院GCで開催している、東建コーポレーションカップだ。ディフェンディングチャンピオンは尾崎将司。96年97年99年優勝、98年は2位とこのコースとの相性は最高だが、今年はどうなるのか? 幸先、気持ち共に良いスタートを切ったのは68をマークした芹沢信雄。96年のマッチプレー以来勝ち星から離れていたが、今日は出だしをいきなりイーグル。「グリーンが硬いので、フロントまで打とうとしか考えてなかった」ら、手前の土手に当って一番良いところにつけた。 オフの間にやった目の手術の影響が大きい。以前は両目で0.6~0.7くらいだった視力が、今は1.2~1.5ある...
1997/10/05日本オープンゴルフ選手権

C.パリー逆転優勝。奥田は1打差に泣いた

ジャンボ尾崎はもちろん強い。3日目の77の後、ここまで首位に迫れるほど強い。その他のプロとの間には、依然として格差が存在している。しかしその強さが、かすかに陰りを見せているような気がしてならない。いままでなら安心して見ていられたパターンの最終日、ジャンボは5バーディ、3ボギー、1ダボ。苦しみ抜いてのパープレー。ついに6度目の日本オープン勝利はつかめなかった。 「このコースは好きなタイプなのでスコアの計算ができるはずだったが。結局、18番のドライバーがすべてだった。優勝できなかったんだから、もう順位なんて何位でも一緒だよ」と言う。 勝利は9分9厘、奥田靖己の手に渡りかけていた。マークしていたジャ...
1997/09/14国内男子

藤田寛之、プロ6年目の初優勝!

やはりジャンボ尾崎の追い込みは猛烈だった。お得意、恐怖の5連続バーディ攻勢。後ろからシャーマン戦車が地響きをたてて追いかけてくるようなもので、いままでこのパターンで自滅していった若手・中堅は数知れない。 プロ6年目。28歳の藤田寛之が特別に図太かったわけでもない。「もう駄目かと思った。やっぱりジャンボさんか。自分は勝てないんだろうなと思った」という。もう駄目かと思いながら、しかし冷静にバーディを取り返し、またボギーが出るとバーディでつくろった。 もちろん本人に言わせるとそんなものではない。 「最初からふるえていました。ウィニングパットを入れたときは、もう頭の中が真っ白」という。 「やっと終わっ...
1998/10/01日本オープンゴルフ選手権

雨の初日、尾崎直道らが1アンダー首位!

タフでなる茨城県・大洗GCを舞台にいよいよ日本オープンが始まった。初日はあいにくの雨でコースは想像を絶する難しさ。アンダーでホールアウトできたのは尾崎直道、井戸木鴻樹の2人だけだった。 またイーブンでプレーしたのはジャンボ尾崎、C.パリーなど7人。さすがに本命選手はしっかりスコアを作ってくる。 尾崎直道は5バーディ、4ボギーというラウンド。「固いゴルフができた。ひどい雨で1ホール1ホール神経をつかったから、2ラウンドやったような感じだ」 雨がたまるとグリーンにローラーをかける。しかしこのローラーが曲者で「かけてる間につい考え込んでしまう。だから難しい。それにローラーをかけた後ではグリーンが変化...
1998/05/14日本プロゴルフ選手権

小達敏昭、7アンダーをマーク

賞金総額も1億2000万円と増額、優勝すれば10年シード。多くの選手がここに焦点をあてて調整するのも当然なのが公式戦、日本プロだ。今年はタフで知られる奈良県グランデージGCに144人が参加しての開催だが、初日はまず小達敏昭が31-34の65、7アンダーで飛び出した。 小達はアウトを5バーディ。インを3バーディ、1ボギー。初優勝が93年だから、もう5年ものブランクができてしまった。いつ勝ってもおかしくない逸材なのに、スコアの凹凸が激しい。課題は持続力だけだ。 「このところアプローチがびどい。イップス気味です。1回ミスすると気持ち悪さが伝染してしまって他もダメになる」という小達。こんなスコアは久し...
1998/12/10国内男子

倉本、河村、福沢など6人が首位発進!

ついに最終戦を迎える。コースはお決まりの大京CCだが、競技名称が変わった。また賞金額も減少。昨今の不景気を反映したような形になったが、それでも最後の最後、シード決定の土壇場試合という性格は変わらない。 初日は名物の風も比較的弱く、好スコアが続出。倉本昌弘、D.イシイ、河村雅之、S.ジン、福沢義光、高崎竜雄が4アンダー 67で並んだ。河村や高崎、D.イシイはともかく、ランキング63位のジンは少しでも稼いでシード確保を、また70位の倉本は維持にかけてもランキングシードを獲得したいところだ。 倉本昌弘は17番でボギー。しかし5バーディを奪った。「ドライバーはほとんど使いませんでした。3ホールだけです...
1998/10/08国内男子

首位は野上貴夫。横尾 要も好発進

今週は愛知県・三好CC西コースでの東海クラシック。海外からは粋なコスタンチノ・ロッカ、マーク・カルカベッキアが参加している。「もちろん勝つためにきたんだ」と明言していたロッカの初日はイーブンパーの出だしとなった。「予想どおり風が難しかった。しかし欧州ツアーで風はさんざん経験している。大丈夫」 初日をリードしたのは野上貴夫。「キャディがサングラスをしていた。それをかけると逆光のときはっきり見える。だいたいボク、乱視だったんだ」と野上は言う。サングラスのおかげで普段は迷いながら打っていた18番など傾斜がはっきり見えたとか。 「今週はやるよ。ここまでくればシード狙います!」と宣言した。 「前半はぜん...
1998/10/02日本オープンゴルフ選手権

今度は田中秀道、2アンダーでリード!

大洗GCは快晴微風の絶好コンディションでもやはりタフだった。サスペンデット消化に続いて行われた第2ラウンド、今度は元気男・田中秀道がトーナメントリーダーの座に立った。34-36の2アンダープレー。ちなみにこの日、60台でプレーした選手は谷口徹と横田真一の2人だけだった。 田中秀道は出だしから連続バーディとして調子に乗った。 「真ん中に乗せてパーを取って行こうとプレーした。5番(パー4)なんかもボギーだけど仕方ないなという楽な気分でやった。惜しいパッティングも入らなくて当たり前。そう思ってやらないとこのコースではダメ」 先週、ジャンボ御大に「フックしか打てない一流選手なんているか!」と叱られた。...
1998/06/18国内男子

好調持続。鈴木亨が7アンダー!

舞台は兵庫県・よみうりCC。昨年の優勝者は丸山茂樹。去年の今頃、丸山の強さといったらなかった。抜群の安定性を誇っていた。そんな丸山が今年は別人のような不安定なプレー。しかしここ数週、ようやく本来のプレーをチラホラ見せるようになっており、今週も34-34の68とまずまずのスタートを切った。 さて初日の首位を走ったのはノリまくっている鈴木亨。こういうタイプの選手は自信をもって突っ走りだすと破壊力がすごい。なんと2イーグル、5バーディ、2ボギー。インからスタートして18番、2番とOKパットに近いイーグルだった。すごい内容のラウンド。 「好調が続いている。来週も試合のホストプロなので、今週も気を抜けな...
1998/05/30国内男子

3日目は大混戦。丸山、ジャンボも好位置。

早朝第2ラウンドの続きを消化したあと、引き続き第3ラウンドを開始。土佐CCは昨日とはうってかわった好天に恵まれた。 試合展開は群雄割拠の戦国時代模様。12アンダーに桑原克典、谷口徹、細川和彦。2打差の10アンダーには丸山茂樹、ジャンボ尾崎、藤池昇竜。更に1打差で米山剛、桧垣繁正。明日最終日、誰がまくりをかけても不思議はないメンバーだ。 桑原克典は2日目にラウンドを終了することができず土曜は4時起き。この予選のハーフでスコアを伸ばし、余勢をかって決勝でも12番から16番まで5連続バーディ。「ショットは思うような所に行っていない。それなのに今日のようなスコアになってしまう。それがゴルフなんでしょう...