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小達敏昭、7アンダーをマーク

賞金総額も1億2000万円と増額、優勝すれば10年シード。多くの選手がここに焦点をあてて調整するのも当然なのが公式戦、日本プロだ。今年はタフで知られる奈良県グランデージGCに144人が参加しての開催だが、初日はまず小達敏昭が31-34の65、7アンダーで飛び出した。

小達はアウトを5バーディ。インを3バーディ、1ボギー。初優勝が93年だから、もう5年ものブランクができてしまった。いつ勝ってもおかしくない逸材なのに、スコアの凹凸が激しい。課題は持続力だけだ。
「このところアプローチがびどい。イップス気味です。1回ミスすると気持ち悪さが伝染してしまって他もダメになる」という小達。こんなスコアは久しぶりという。
フランコの「ジャンボ以外の日本人選手は怖くない。格闘精神がない」という発言を知って腹がたった。「ずいぶんひどいことを言う。キミのコメント読んで、頑張ることにしたよ、と言ってやったんです。後でまたフランコに言わないと・・」

同じく話題を投げかけた外国人選手、B.ワッツも5アンダー。騒がれたからといって、ひ弱に崩れるようなことはない。精神的にタフなんですね。「日本オープンの(参加停止)ことはまだ正式に聞いていません」とか。

暖かくなってきてそろそろエンジンがかかりそうなジャンボ尾崎は4アンダーの5位タイで発進。好位置だ。ここ数週、雰囲気を出している中島常幸もインでスコアを伸ばして3アンダーと絶好のポジション。復活のスーパースター、そろそろ仕掛けてきてもいい頃なのだが。日本プロともなると、やはりいい面子がそろってくる。

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1998年 日本プロゴルフ選手権



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