1999/08/26国内男子

雷雨にたたられ初日は中止

長い長い夏休みが終わった。なにしろ8月1日新潟オープンが終わって以来だから、ほぼ1カ月弱のブランク。これだけ間があくと、ちょっと気が抜ける。 さて久しぶり!と意気ごみの初日だったが雷をともなうあいにくの悪天候に見舞われた。朝8時過ぎから中断して様子を見、もう回復かと9時50分再開。しかしすぐまた天候は悪化して中断。好転が望めず結局11時30分、初日競技の中止が決定された。 スケジュールとしては金曜・土曜でそれぞれ18ホール予選。一応は日曜に36ホール決勝ということになっているが、これも明日以降の天候しだい。様子をみて最終決定される。なんとか無事72ホールを消化できるといいのだが。 今年になって...
1999/08/01国内男子

伊沢利光、文句無しの完全V2

ここ2週間の伊沢利光は本当に強い。4日間、同じ組に入った選手たちを「自分が下手に感じてしまう」と腐らせながら堂々と4日間をトップで突っ走る完全優勝。2週連続ツアー優勝を飾った。 風はあったものの34度の猛暑。優勝争いには絡めなかったが夏男・細川和彦が猛烈な追い上げを見せた。ルーキー小林正則も崩れることなく3位タイ。健闘だ。白浜育男も復活の兆しがホンモノになりつつある。また1週間前にチャレンジ競技優勝の中村龍明も好調を持続しての8位タイ。これも健闘。 「まだ2週連続にピンと来ていないけど、ほんとうに疲れた。この暑さにはほんとうに参った」と伊沢利光。「2位との差があったんで気にはならなかった。最終...
1999/07/31国内男子

伊沢利光、連続優勝へまっしぐら

新潟オープン第3戦目。初日から突っ走っている伊沢利光がまたまた4打の貯金を付け加えて、2位との差をさらに広げた。2週連続優勝は9割くらい決まったといってもよさそうだ。 伊沢は3番でボギー先行となったが、やはり好調、5番7番8番とバーディ。ついでに9番では7アイアンで4メートルにつけてイーグル。しかしインに入ってからティショットがラフへ曲がりだし、10番11番、15番とボギー。ちょっと雲行きが怪しくなりかけてきた。 「後半、3つのボギーはあったけど2位とは差があったから。気持ちに余裕があった。3日目だしね、気楽にプレーできました。明日も東さんは根性ある人だし、諦めないひとだけど、でもティショット...
1999/07/30国内男子

伊沢利光、V2へ独走

新潟オープン第2戦目。初日に引続き首位をキープしているのは伊沢利光。13アンダーと前日からさらに5つ伸ばし、2位に5打差をつけての一人旅だ。2位には3つ伸ばして8アンダーとした東聡。7アンダー3位には佐藤信人・小林正則が並ぶ。 インからスタートし、11番・12番を連続バーディと調子のいい滑り出しだったが、後半の初っ端をボギーとした伊沢利光。「あれはアンラッキーでした」ティショットが完全にラフにもぐってしまい、2打目は40ヤード。しかしボギーはこのホールだけで、結局5つの貯金を増やし、2位との差を余裕をもって引き離した。 「先の事は考えない。優勝も意識しない。するとしたら最終ラウンドのインコース...
1999/07/29国内男子

2週連続を目指して伊沢利光疾走

去年までなら新潟、群馬、福岡と酷暑のツアーが続いたのだが、今年は新潟オープンが終わると8月下旬のKBCまで一休み。今週をスキップして自主的夏休みに入っている選手も多い。また今週からは新出場順位=リランキングが適用される。上位に位置付けられた選手はここから試合数も増えてくる。全開モードに突入だ。 NST新潟オープン初日、首位に立ったのは64をマークした伊沢利光。先週のアイフルカップを優勝したが、2連勝を狙いに行くか。追うのは新人・小林正則、1打差7アンダーで後にぴったりとくっついている。2位に2打差の5アンダーグループは高松厚・桧垣 豪・東聡。 8バーディ、ノーボギーとした伊沢利光。スコアは上々...
1999/07/25国内男子

激戦制して伊沢利光がV

気温こそ30度を下回ったが、風が出た。最終日は予想通りの大混戦となった。 最終組の桑原克典は思うようにスコアが伸ばせず11アンダー。やはり首位スタートの谷口 徹は貯金を3つためての13アンダー。しかし1打差4位グループの伊沢利光が14アンダーまでスコアを伸ばし、頭ひとつ抜け出しての今季初勝利を飾った。注目のアマ星野英正は後退して10位タイ。 伊沢利光はスタート1番(ロング)で幸先よくイーグル。グリーンのカラーから約10メートルを放りこんだ。あともボギーを叩かず3バーディ。「1番はラッキーだった。インに入ってからは上がりホールでどれだけ凌げるかを考えていた」と伊沢。 これだけの風の中、そんなにバ...
1999/07/24国内男子

桑原克典、大外からの首位浮上

雨の3ラウンド目。2日目首位の谷口徹、T.ハミルトンはジッとこらえての首位キープ。しかし前日21位から桑原克典が一気に浮上してきて、3人が並ぶデッドヒートになった。 田中秀道、佐藤剛平も67と追い込んできたし、白浜育男もまだ踏みとどまっている。首位から1打差に9人という大混戦となった。 桑原克典は6バーディ、ノーボギー。「ピンチらしいピンチはなかった。グリーンを外したのも2回だけ。でも長いパットが入ったものの、パターはあまり良くなかった・・・」 いまいち、打ちきれなかったという。あと一転がりというところでショートするケースが続いた。ロングホールでバーディが取れなかったのも課題だ。とはいえ...
1999/07/23国内男子

谷口、ハミルトンが首位タイに

初日パット絶好調だった高見和宏は後退。かわって谷口徹、トッド・ハミルトンが9アンダーで首位に浮上した。復活をかける白浜育男もスコアを伸ばして好位置。湯原信光も久しぶりに上位。 「はっきり言って、ここまで伸ばせる自信はなかった」とはT.ハミルトン。今日は7バーディ、1ボギーで6つの貯金をプラスした。スウィング改造の取り組みで今シーズン前半は低迷していた。帰国した際にスウィングチェックの目的で見てもらったインストラクターの教えは、今ままでの自分のスウィングをまるっきり変えられるほどのものだったとか。 その成果がここにきて現れたのか「久々に初日、2日目と良いラウンドができたことは非常に嬉しい。決勝ラ...
1999/07/22国内男子

高見和宏、ダントツ8アンダー首位

雨にも遭わず、快晴の中行われたアイフルカップ初日。3打と他を離してトップに立ったのは高見和宏。2位につけた伊沢利光・白浜育男・平塚哲二は5アンダーとした。 「全部はいっちゃうんだもん。どうしちゃったのかなぁ・・・」とは高見和宏、8バーディを決め単独トップの位置にいる。折り返し後の1~3番ホールと上がり9・10番の連続2ホールをバーディとしてトータル8アンダー、64をマークした。 本人は「200パーセントの出来。普通じゃないですね」とびっくりしている。1月に故障した足首がいまだに痛みが取れず、プールでのトレーニングを続けていた。64を出したのは試合では初めてのこと。「明日はどうなるか分からないけ...
1999/07/11国内男子

ジャンボ今大会で9勝目

11613人のギャラリーが見守る中行われた最終ラウンド。プレーオフを制して今年もジャンボが勝利を手にした。2位に桧垣繁正。パープレーの手島多一は3位に。ジャンボは本大会2連勝、広島オープン通算9勝目となる。 実力はもちろんだが、やっぱり相性がいいのか。初日54位からじわりじわりとトップに詰め寄り、今日は8アンダー伸ばしてトップ桧垣とプレーオフとしたジャンボ。プレーオフはジャンボがバーディ、桧垣がパーであえなく1ホール目で決着がついた。 1イーグル、7バーディ、1ボギーでトータル15アンダー。「6打差のスタートだったから、全然まだまだだと思っていたけど、9番のイーグルでやっと勝算が見えてきたね。...
1999/07/10国内男子

手島・桧垣が13アンダーで並んだ

昨日よりは風のない穏やかな3日目。前日単独トップの桧垣繁正に追いついたのは64をマークした手島多一。後にジャンボ・横尾要が6打差をつけられつつも追い上げを掛けている。3位に伊沢利光ら4人が続く。 「昨日の最終ホールがダボだったので、その分を今日は早く取り返したかった」手島多一は、今日は8バーディ、ボギーなしで64をマークした。1・2番ホールと4・5番ホールを連続バーディ、上がりホールもきっちりバーディで決めた。「出だしでバーディが来たのがよかった」 手島は初日3位、2日目5位といい位置につけていた。「ここのグリーンは自分のパターに合っている感じ。スピードもちょうどいい」 ここまで3パットしたの...
1999/07/09国内男子

桧垣繁正、単独首位へ浮上

ヨネックスオープン広島第2ラウンド。リードをとったのは65をマークした桧垣繁正。2打差で桑原克典・D.イシイ・伊沢利光が後に控えている。 「昨日までロングでバーディが取れていなかった。でも今日はイーグル・バーディが取れたからいいラウンドでしたね」と前日1アンダー23位からスタートの桧垣繁正は1イーグル、5バーディ、ボギーなし。2位に2打差をつけトップに浮上してきた。「今週はラフからの処理やわざとグリーンを外したりが上手くいってる」グリーンが小さく硬いため、頭脳的な攻めが要求されている。 今年の5月にフジサンケイで初優勝を果たし、ノッている若手だけに今季2勝目の可能性も充分ある。 6バーディ、2...
1999/07/08国内男子

5アンダー北島・松永が首位タイ

快晴の中で行われたヨネックスオープン初日。トップは北島泰介・松永一成が5アンダーで並んだ。2打差で後を追うのは今野康晴・手島多一・伊沢利光ら6人。 アウトからのスタートした北島泰介は、1番ホールからいきなり3連続バーディを沈め、好調な滑りだし。後半初めの10番ホールはボギーとしたものの3つのバーディを取り、トータル6バーディ、1ボギーで5アンダーとした。 今日は話題の今田竜二・尾崎智春の二人と回った。「どんなゴルフをするのかとギャラリーしてました。今田君はスゴイですね。こんなによく振れる人久しぶりに見ました」 しかし、自分自身「ショットがよくないので不安」と人を気にしている場合でもないようだ。...
1999/06/27国内男子

渡辺司は届かず、エレラ逃げきり

前半リードを広げたコロンビアのエドアルド・エレラ。終盤になって思わぬ崩れを見せかけたが、しかし渡辺司は付け込むことができなかった。95年以来毎年1勝を上げているエレラはこれがツアー5勝目となった。 アウトは4バーディ、1ボギーとスコアを伸ばしたエレラだったが、13番で「この1週間で唯一のミス」というバンカーホームランのダブルボギー。しかし17番で7メートルを放りこんで渡辺を突き放した。 勝負を決めたこの17番のバーディも「こちらからプレッシャーをかけてやろう、そのためにはバーディ」と計算づくだったという。その計算通りにボールが転がってくれた。 渡辺司にとってはバンカーから寄らず入らずの17番で...
1999/06/26国内男子

エレラ首位キープ。渡辺、横尾が追う

エドアルド・エレラ、渡辺司はそれぞれスコアを3つ伸ばして順位は変わらず。帰国一戦、気分のノッている横尾要が一気に追い上げてきた。横尾はこの試合でなんとか全英オープン出場権も獲得したいところだ。 コロンビアのエレラはボギーなしの69。「明日は気楽にやりたい。3日間トップにいるってのは素直に嬉しいね」 優勝のかかった選手にしては思い切って攻めた。18番ロングでは3日間を通して初めてイーグルを狙った。3Wで255ヤードを2オン。しかし3パット。「フォローだったから。イーグル賞(100万円)を狙ったんだけど。1.5メートルのセカンドパットはフックだと思ったのに曲がらなかった。弱かった・・・」 渡辺司は...
1999/06/25国内男子

首位はエレラ。深堀、渡辺が1差に肉薄

首位に立ったのはエドアルド・エレラ。貯金を3つ増やした。渡辺司はかろうじて踏みとどまった。71として2位。下から深堀圭一郎が上がってきた。米山剛、佐藤信人らもまずまずの位置につけている。 66をマークしたE.エレラは、この日4バーディ、1ボギーとした。「グリーンをはずしてもアプローチが上手くいった」いい波が来ているのか、これでトータル9アンダー。 前日首位でスタートした渡辺司は2バーディ、1ボギーで1つ伸ばしたものの「もっと伸ばせるはずが、上手く乗れずにイライラしたラウンドだった」 バーディチャンスは4、5回あったがことごとくショート。納得がいかない。しかし7番ホールでボギーの後は連続バーディ...
1999/06/24国内男子

渡辺司が暫定首位

荒天による約30分の中断があり、進行が遅れた。結局全員のホールアウトはできず10組がコースに残って日没サスペンデット。金曜早朝から残りを消化する。 暫定ながら渡辺司が7アンダーで首位にたっている。6アンダーにE.エレラ。佐藤信人は4アンダー。谷口徹、藤田寛之、小達敏昭とイキのいいところが3アンダーの好位置につけている。全米オープン帰りの横尾 要も3アンダー4位グループ。 第1ラウンド順位確定。藤木三郎が3位に食い込む。(6/25) 初日の残り分を今朝6時50分からスタートした。7アンダー渡辺 司が依然トップだが4アンダーでホールアウトした藤木三郎が3位に。69とした川原 希は横尾 要らの並ぶ...
1999/06/20国内男子

金鍾徳独走勝利。秀道が完全復調の「62」

韓国の金鍾徳がきれいに60台のスコアを4つ並べて文句無しの勝利を飾った。これからも金鍾徳・崔京周のコンビは増幅効果を発揮してツアーの台風になりそうな予感すらする。 及ばなかったがアメリカ帰りの田中秀道が33-29の62という凄いスコアをマークした。前日の20位からゴボー抜きの大浮上だ。アメリカで何かフッ切れたような印象がある。これからは要注意。 金鍾徳はボギーなしのプレーだった。バーディが4つ。「左右のOBとかアップダウンとか、韓国のコースに似ていて、自分にはすごく合ってる。去年のこの大会(36H短縮)も途中7アンダーまで伸ばしていたんだけどね。中止になって残念だった・・」 春のキリンからデビ...
1999/06/19国内男子

金鍾徳独走。3打差で谷口、奥田

韓国選手は崔京周がデビューしてから相乗効果が出てきたような印象がある。先輩格の金鍾徳、そして後輩 崔京周。一緒に練習し、お互い刺激しあいながらツアーを戦っている。 荒天のため一時中断もあった3日目。その金鍾徳が伸ばした。アウトをボギーなしの4バーディ。インは2バーディ、2ボギー。谷口徹、奥田靖己もそれなりのラウンドではあったが追いつけず差が開いてしまった。 「雨は相性がいい」と金鍾徳は言う。「今年勝った静岡オープンも雨。去年のこの大会も雨。2位だったけどね。このコースのアップダウンも韓国で慣れてるから気にならない。明日も雨がふるよ。大丈夫」 去年の2位というのは記憶違い。実際は7位だった。しか...
1999/06/18国内男子

2日目は韓国・豪州勢首位。

小雨の降るこの季節にしては寒い日となったスーパーマリオよみうりオープン2日目。トップに並ぶのは10アンダーS.ジンと金鍾徳。台湾と韓国が入替わったものの首位に立ったのはやはり外国勢。2打差をつけられた2位グループは谷口徹・飯合肇・奥田靖己。前日首位スタートの林根基は7アンダー6位に後退した。 「今日の天気ではこのスコアで満足」とはS.ジン。「長いバーディパットがはいったので、ショットがよくない分救われた」15番ホールは12メートルのパットを沈めた。連続して16番もバーディとし、結果5バーディ、1ボギーで3つ伸ばした。 金鍾徳は7バーディ、ボギーなし。「昨日はミスが多くて寄らなかったが、今日は思...