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激戦制して伊沢利光がV

気温こそ30度を下回ったが、風が出た。最終日は予想通りの大混戦となった。
最終組の桑原克典は思うようにスコアが伸ばせず11アンダー。やはり首位スタートの谷口 徹は貯金を3つためての13アンダー。しかし1打差4位グループの伊沢利光が14アンダーまでスコアを伸ばし、頭ひとつ抜け出しての今季初勝利を飾った。注目のアマ星野英正は後退して10位タイ。

伊沢利光はスタート1番(ロング)で幸先よくイーグル。グリーンのカラーから約10メートルを放りこんだ。あともボギーを叩かず3バーディ。「1番はラッキーだった。インに入ってからは上がりホールでどれだけ凌げるかを考えていた」と伊沢。
これだけの風の中、そんなにバーディは出ないと読んだ。「ガマンしてプレーしていればいいとは思っていましたが・・。それにしても1番、3番と出だしで3つ取れたんで気楽にプレーできました」
本当は6月までに1勝するのが目標だったという。「でも7月に勝てたんですから、ひとまずホッとした気分です。あとは2勝目。1年2勝を狙って続けます」

谷口徹もアウトは3バーディと悪くなかった。しかし13番でボギー。「今日のすべてでした」という16番ではバーディパットを逸した。ヘッドアップしてしまったいう。「向こうもいいゴルフしてたからねー。ノーボギーだもの。終盤の1ストロークは大きいです。結局1打違いですから・・」

星野英正は4番5番とボギーが先行した。7番8番で取り返したものの9番10番とまたボギー。なぜか2ホールずつセットで来た。
「風が強かった・・・。風に負けてしまいました。ショット、パットは最低でした。前半でスコアを下げ、順位を下げたときはミジメでした。でも、プロのトーナメントでプレーできて上位にも来れたし、自信にはなりました。いまはとにかく休みをとりたいですね。休みをとったら調子も上向くんじゃないかと思います。次はジャパンオープン!」
大学は絶対に卒業するという。プロ入りに関しては、それからゆっくり考えて決めるそうだ。

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1999年 アイフルカップゴルフトーナメント



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