マスターズ優勝スピーチ
2003年 マスターズ
期間:04/10〜04/13 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
史上初!レフティーのマイク・ウィアがマスターズを制覇!!
タイガー・ウッズの大会3連覇は夢と消えた。最終日を首位と4打差で向かえたタイガーだったが、前半でスコアを崩し優勝戦線から離脱。カナダのマイク・ウィアが、伏兵レン・マティースをプレーオフで下しマスターズ初制覇。メジャー初タイトルを手にした。
今年のマスターズは練習ラウンドから雨が続き、初日のラウンドは64年ぶりに延期。2日目に36ホールを予定されていたが、予選ラウンドは3日目まで引きずり、2ラウンドを終えた時点でトップに立ったのがウィアだった。しかし、3日目にはスコアを落とし2位に後退。最終日は誰が抜け出してもおかしくない展開だった。
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上位陣が伸び悩む中、急激にスコアを伸ばしたのは、14年ぶりにマスターズに出場したレン・マティースだった。8番パー5でチップインバーディを奪えば、10番では20メートル以上の長いバーディパットを沈めた。そして13番パー5では、セカンドショットでピン横3メートルにつけイーグル。快進撃で単独首位に踊り出た。
その後も15番パー5、16番パー3でバーディを奪い8アンダーまで伸ばしたマティースだが、最終18番でこの日初めてのボギーを叩き7アンダーでフィニッシュ。後続を待つことになった。
フィル・ミケルソン、ビジェイ・シンなども優勝争いに絡んでいたが、マティースを捕えたのはウィアだけだった。奇しくも2002年のニッサンオープンでツアー初優勝を果たしたマティースと、今年のニッサンオープンでシーズン2勝目を挙げたウィアの対戦となった。
プレーオフは10番ホールから行われ、その1ホール目にマティースがトラブルに見舞われウィアがボギーで栄冠を掴んだ。これまで延べ66人のチャンピオンの中で、レフティー(左打ち)の選手が優勝するのは初めてのことだ。
日本勢で唯一決勝ラウンドに進出した片山晋呉は、最終日2ストローク落とし通算8オーバーの37位タイとなった。