タイガー、マッチプレー優勝インタビュー
2003年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/26〜03/02 場所:ラコスタリゾート&スパ(カリフォルニア州)
タイガー念願のマッチプレー王者!!WGCシリーズも制覇!
2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」が、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開催された。世界ランキングナンバー1のタイガー・ウッズが順当に勝ち上がった。決勝戦では2001年全米プロ優勝者のデビッド・トムズを2アンド1で下し、念願のマッチプレー王者に輝いた。
5日間に渡って開催されたこの大会は、最終日の決勝戦のみ36ホールで争われる。スタートの1番ホールは、トムズがボギーを叩きタイガーの1アップ。3番パー5でタイガーがバーディを奪い2アップ。序盤はタイガーペースでゲームが進行した。14番で4アップになり、前半18ホールを終了した。
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およそ1時間の休憩を挟み、後半のスタートが切られたが、いきなりタイガーがバーディを奪い5アップ。その後もタイガーが突っ走るかと思われたが、決まっていたパットが少し狂いだした。そして、ショットも方向性、距離感がズレだし、トムズに反撃のチャンスを与えてしまった。
29ホール目、5アップまで開いた差が僅か1つになった。しかしタイガーは、慌てず我慢のゴルフを続けた。そして31ホール目に12ホールぶりのバーディを奪い再び2アップ。トムズも最後まで食い下がったが、通算35ホール目にボギーを叩き勝負が決まった。メジャー8冠のタイガーは、WGC(世界ゴルフ選手権)でも3つの大会で6勝していた。唯一勝っていなかったマッチプレーも制し、WGC全4戦も制覇したことになる。
そしてもう1試合、18ホールで行われた3位決定戦は、オーストラリア勢同士の対決となった。序盤ペースを掴んだのは22歳のアダム・スコットだった。1番、2番ホールを連取すると、8番ホールを終えて6アップまで伸ばした。18ホールのマッチでは、3ホール以上差が開くと精神的にも大きな影響があるといわれるが、ピーター・ロナードは諦めなかった。
前日の準決勝でもデビッド・トムズに差をつけられたが、終盤驚異的な粘りを見せたが、この日もその粘りは健在。9番で初めて1ホール返すと16番パー3で1ダウンまで戻した。しかし、ロナードにはその後のツメが見られなかった。流れは完全にロナードに傾いていたが、スコットが18番でバーディを奪い決着をつけた。
日本勢は、片山晋呉が1回戦で、丸山茂樹は2回戦で敗退。自身初となる3回戦にコマを進めた伊沢利光だが、ベテランのスコット・ホークを破りタイガーと対戦することはできなかった。