佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第五十一回】
2004年 ベルカナディアンオープン
期間:09/09〜09/12 場所:グレンアビーGC(カナダ)
カナダの英雄ウィアが暫定首位 出遅れていたビジェイが急浮上
カナダのトロント西にあるグレンアビーGCで行われている、米国男子ツアーの第36戦「ベルカナディアンオープン」の2日目。初日は悪天候に見舞われ日没サスペンデッド。この日は、昨日の遅れを挽回すべく朝早くからのスタートするも、約半数の選手が第2ラウンドを消化できず日没サスペンデッドを迎えた。
大会2日目、暫定首位に踊り出たのはカナダの英雄マイク・ウィアだ。第1ラウンドの7ホール目からスタートしたウィアは、バーディを積み重ね3アンダーで残りホールを消化した。第2ラウンドに入ってからますます安定感の増したウィアは、1イーグル4バーディノーボギーの完璧なゴルフを披露し、通算9アンダーで2日間を終えた。
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初日5ホールを消化して3オーバーと大きく出遅れていたビジェイ・シン。この日は31ホールラウンドしなければならないタフなスケジュールの中、第1ラウンドの後半で「28」をたたき出して3アンダーをマークした。続く第2ラウンドも勢いの止まらないビジェイは、8バーディ3ボギーのスコア「65」で回り、通算8アンダーの暫定2位に急浮上。ワールドランキング1位の実力を遺憾なく発揮した。
一方、注目の「ライダーカップ」米国選抜チームの選手は、スチュアート・シンク、クリス・ディマルコが2アンダーの暫定11位タイと好位置。だが、エース角のフィル・ミケルソンとデービス・ラブIIIはスコアを伸ばせず苦しい展開が続いている。
そのほか復活が期待されるデビッド・デュバルは、12ホールを消化して1アンダーの暫定17位タイにつけ奮闘中。日本の宮瀬博文は、第2ラウンドの5ホールを消化して5オーバーの暫定101位タイ、予選通過が厳しい状況となってきた。