2005年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
ファン待望の勝利!マスターズ3年ぶり4度目の制覇
ジョージア州アトランタのオーガスタナショナルゴルフクラブで開催されている2005 年メジャー第1弾「マスターズ」最終日。この日、第3ラウンドの残りホールと、最終ラウンドが行われた。
3日目まで首位を走っていたクリス・ディマルコが第3ラウンドのバックナインでスコアを大きく崩し後退。その隙にタイガー・ウッズが猛チャージをかけ、第3ラウンドでスコア「65」をマークしディマルコを逆転した。
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タイガーの3打差リードで迎えた最終ラウンド。両者とも順調にスコアを伸ばし、優勝争いは2人に絞られた。タイガー3打差のリードのまま最終バックナインへ突入。だが後半はディマルコのペース。10番でタイガーがボギー、11番でディマルコが10メートル級の長いバーディパットを沈め、その差は一気に1打差に縮まってしまった。その後は両者譲らず、均衡が保たれたまま終盤までもつれこんだ。
幾度となくドラマを起こしてきた16番パー3。タイガーがグリーン左に外しピンチを招いたが、2打目のアプローチを最後の一転がりでカップに流し込んで快心のチップインバーディ。これで勝負ありかに思われたが、タイガーが17、18番でまさかの連続ボギーを叩いてしまい通算12アンダーで並びプレーオフに突入した。
決着が付いたのはプレーオフ1ホール目の18番。ディマルコがグリーンを外しパーをセーブしたが、タイガーが5メートルのバーディパットを沈めて勝負あり。これにより、タイガーが3年ぶり4度目のマスターズ制覇。またメジャーでの勝利は、2002年「全米オープン」以来、この勝利で世界ランキングもトップの座を取り戻した。
そのほか通算5アンダーの3位タイに、レティーフ・グーセン(南アフリカ)、ルーク・ドナルド(イングランド)。通算4アンダーの5位タイに、世界ランキング1位のビジェイ・シン(フィジー)、2003年の覇者マイク・ウィア(カナダ)など5人が入った。
また昨年の覇者フィル・ミケルソンは通算3アンダーの10位。ビッグ4の一人、アーニー・エルス(南アフリカ)は通算10オーバーの47位でフィニッシュ。なお、決勝ラウンドに駒を進めた片山晋呉は、通算6オーバーの33位タイで競技を終えている。