2024年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン

クラブ契約フリー脇元華の14本 ルーキーイヤー以来のスコッティキャメロン投入

2024/09/19 14:15
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◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前(18日)◇利府GC (宮城)◇6638yd(パー72)◇

今季26試合をプレーしてトップ10が5回、予選落ち2回。シード復帰に向けて安定した成績を収めている脇元華は、クラブ契約をフリーにして好みの14本を使う。次週に「日本女子オープン」も控えるシーズン終盤戦を前に、改めてバッグの中身をのぞいてみた。

ドライバーは、ことしからテーラーメイドの「Qi10 LS」に。「スピンがもともと多くて、球も高い。スピンが多いと飛ばなくなっちゃうんですよね。それでLSにしました」。スライドウエートをドローの位置にしてつかまりを良くし、「自分でつかまえにいくんじゃなくて、自然につかまるように作ってもらっています」とアップライトの調整を施している。

フェアウェイウッド(3番)も同社の「Qi10 TOUR」をチョイス。「スプーンもスピン量を考慮してツアーにしました。2オンを狙うときとか、少しでも前に飛ばしたい」。スライドウエートを前側にして、球を強くする味付けにしている。

下の番手はここ3年ほど不動のセット。パー3でよく使うというピン「G425」の5番ウッドに、同じ「G425」のハイブリッド2本(22度、26度)は「曲がりにくいイメージがある」と方向性重視。アイアンはダンロップの「スリクソン ZX5 MKII」にフジクラの「TRAVIL」を挿している。「プロ入りしてから、なんだかんだずっとスリクソンです」。ウェッジはフォーティーン「RM22」の3本セット。“丸顔”が好みだ。

14本の中で最近の唯一の変更点はパター。約1カ月前からスコッティキャメロンの「スーパーセレクト ニューポート2」に替えた。「ストロークがしやすいので、ショートパットが安心。打感が硬くて球離れが早いですが、今はそのタッチが自分に合っているかな」。とはいえまだレギュラー確定ではなく、「ことしはパターをいろいろと替えて試しています。明治(北海道meijiカップ)のときには同じキャメロンのクワガタみたいなやつを使って、今はピン型を試しているところ」。彼女の言うところの“クワガタ”とは、「ファントム5.5」のこと。男子ツアーでも人気のツノ型パターで、練習日の時点ではこちらもバッグに入れていた。

最近は女子ツアーでもキャメロンユーザーが増えているが、脇元は過去にも使っていたことがあった。「宮崎のゴルフ5(店舗)で『なんかいいのないかなー』って物色していたときに出合ったやつ(笑)。ルーキーイヤー(19年)に使っていました。それもピン型でしたが、今また違うキャメロンの上に線の入ったピン型を作ってもらっています」と、新しいパターを心待ちにしている様子。また彼女の手元に新しいヘッドが届いたら見せてもらうことにしよう。

「TP5」の2021年モデルを使用

脇元華の14本>

ドライバー:テーラーメイド Qi10 LS(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーNXグリーン(5S)

フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10 TOUR(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーNXブラック(5S)

フェアウェイウッド:ピン G425 MAX(5番17.5度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダー569 TR(S)

ユーティリティ:ピン G425 ハイブリッド(4番22度、5番26度)
シャフト:藤倉コンポジット スピーダーTR ハイブリッド(7S)

アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 MkII(6番~PW)
シャフト:藤倉コンポジット TRAVIL(80S)

ウェッジ:フォーティーン RM22(47、52、58度)
シャフト: 藤倉コンポジット MCI(90s)

パター:スコッティキャメロン スーパーセレクト ニューポート2

ボール:テーラーメイド TP5

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