上位の顔ぶれ一新 パットナムが混戦を抜け出す
2014年 OHLクラシックatマヤコバ
期間:11/13〜11/16 場所:エル・カマレオンGC(メキシコ)
実は侮れない? エル・カマレオンGCの13番パー5
By Jeff Shain, PGATOUR.COM
昨季のPGAツアーで、昨年「OHLクラシックatマヤコバ」で56%がバーディ以上だったエル・カマレオンGCの13番パー5よりも、バーディとイーグルの合計数が上回ったのは、わずか11ホールのみだった。
しかし条件が整えば、この短いパー5は少々難易度が増す。それについては、ディフェンディングチャンピオンの声を聞いてみると良いだろう。
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昨年大会覇者のハリス・イングリッシュは大会最少スコアを更新する通算21アンダーをマークしたが、大会初日に自身にとっては初めての13番でダブルボギーを叩かなければ、記録はもっと伸びていたかもしれないのだ。
「木曜の朝にプレーしたけど、その時は風が強かったんだ」とイングリッシュは4打差勝利を飾った後にコメント。「横風が強いと、状況がまったく変わる。しっかりボールを飛ばさないといけないからね」。
実際のところ、直近5大会のうち4人の優勝者は、この13番で少なくともボギー以上を叩かずに4ラウンドを終えることができていない。唯一の例外はジョンソン・ワグナーで、2011年に3つのバーディを獲り、残りはパーという記録を残している。
532ヤードと表示されている13番は、このコースで唯一、ジャングル地帯からスタートし、濃いマングローブで終わるホール。多くの草木が生えているが、風がほぼ毎回のように舞う傾向にある。
左サイドには小さな池が横切り、この池の奥の岸がレイアップするときのカギとなる。またフェアウェイ右サイドもマングローブが側面に立ち、用心が必要だ。
そして、右から攻めるとグリーンへのアプローチの落としどころが狭くなり、グリーン周りのバンカーを気にする必要がある。
2008年のブライアン・ゲイは、この13番ホールを4日間全てバーディとし優勝した唯一のプレーヤーで、昨年のブライアン・スチュアードも同じく全てバーディとしたが、2位に終わりイングリッシュを捉えることはできなかった。
なお、大会を通じて13番で3バーディ、1イーグルの5アンダーを記録したのは全部で7人。そのうちの、ロリー・サバティーニ、カミロ・ビジェガス、ケビン・ナ、キャメロン・ベックマンの4人は昨年大会でこのスコアを出している。