ポール・ケーシーが今季2勝目へ4打差首位
M.クーチャー、K.ブラッドリーらがトップ集団の好発進!
By Sean Martin, PGATOUR.COM Follow @PGATOURSMartin
マット・クーチャー、キーガン・ブラッドリーは来週の「マスターズ」に向け調整、そしてJ.B.ホームズは「マスターズ」出場に向け奮闘中だ。彼ら3選手は、「シェルヒューストンオープン」初日を終え3位タイに並んでいる。
クーチャーとブラッドリーはノーボギーで初日を終了。クーチャーは全18ホールでパーオンを記録。フロリダ出身のクーチャーは、先週の「バレロテキサスオープン」に続き2週連続でテキサスでの大会に出場し、テキサスとはゆかりのある数少ない選手の1人でもある。クーチャーはジョージアに居を構えているが、ダラスを拠点とするクリス・オコネルの指導を受けている。
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「彼(オコネル)の指導を2週間受けたことで、色々と上手く行き始めた」。こう語ったクーチャーは「バレロテキサスオープン」を4位でフィニッシュ。最終日の9ホールを終えた時点では、スティーブン・ボーディッチと並び首位に立ったが、バックナインで「39」とし失速。ボーディッチがPGAツアー初勝利を飾った。
クーチャーは、「ツアーの良いところは、先週の大会の順位や優勝に関係なく、次の週に再スタートを切れるところ。過去にとらわれ過ぎないようにする必要があるかもしれない。そうすれば毎週フレッシュな気持ちで大会に臨めるからね」と話す。
ブラッドリーはフィル・ミケルソン、ウェブ・シンプソンと同組でプレー。ミケルソンとシンプソンは初日をノーボギーの「68」でホールアウトした。
ブラッドリーは、「フィルとのプレーは楽しいから好きだよ。彼を負かすのも好きなんだ。彼が自分のベストを引き出してくれるから」とコメントしている。
今大会前に出場した「アーノルド・パーマーインビテーショナル」を2位でフィニッシュしたブラッドリーは、初日ラウンド中15ホールでパーオンに成功。だが、何よりも誇らしげに思ったのは、ミケルソンよりもドライバーで30ヤード長い飛距離を稼いだ瞬間に違いない。
「彼(ミケルソン)は自分のドライバーの飛距離を自慢げに話すから。彼より30ヤード長いショットを打てた時は、フェアウェイ上でくすくす笑わせてもらったよ」。
ホームズが前回「マスターズ」に出場したのは2008年(25位タイ)のこと。今大会とは相性が良く、プレーオフの末にポール・ケーシーに敗れ2位となった2009年を含み、出場した直近3大会でトップ10入賞を果たした。今シーズンは出場した8大会中7大会で予選を通過。「アーノルド・パーマーインビテーショナル」では10位タイの好成績をおさめた。昨シーズンはローラーブレード中に骨折した左足首、そしてテニス肘の手術の影響で、僅か5大会の出場にとどまった。
ホームズは自身の感覚について、「完全復活に近づいていると思う。全てが機能するまで待っている状態だね。今日は上手くいったから、残り3ラウンドでも良い結果を残したい」と語った。