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柏原明日架が3シーズンぶり 岡山絵里は返り咲きに涙/初シード&復帰一覧

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(17日)◇エリエールGC松山(愛媛)◇6575yd(パー71)◇曇り(観衆4110人)

メルセデスランキング50位までの来季シード争いが決着した。鶴岡果恋(31位)、小林夢果(34位)、小林光希(35位)、ウー・チャイェン(台湾/36位)、5月の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」でアマチュア優勝を飾ってプロ転向したイ・ヒョソン(韓国/138位)の5人が初めてシードとなった。

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シード復帰は9人。8月「NEC軽井沢72」で5年ぶりの優勝を遂げ、ここまでランク7位につける河本結を筆頭に、プロ入り早々にツアーで活躍してきた“中堅”の復活も目立った。

柏原明日架はランク44位で3シーズンぶり7度目のシードを獲得。「ホッとしてるのと、また地獄のオフが来るのかっていう気持ち」と胸の内を表現した。オフを“地獄”と言ったのは、必ずしもネガティブではない。「ずっと地元で休みも取らず(練習やトレーニング)。そのしんどいオフを頑張らなきゃって思えなくなったら引退かなって、勝手に私のバロメーターだと思っているので」

優勝してシーズン最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」のエリートフィールドに食い込みたかった思いも強い。3日目は今週2位に入った鈴木愛と同組でプレー。「スキのないゴルフを近くで見させてもらった。年齢も私より上で、体力的なことだったり、心配な部分もあると思うけど、仕上がっている。年のせいにできないじゃないですけど、もっともっと上を目指さないといけない」とモチベーションを高めてオフに入る。

通算12アンダー12位に入ってランク53位を49位に上げ、3シーズンぶり6度目のシードに滑り込んだ岡山絵里は涙があふれた。「シードを落としてから、ここまで来るのが大変でした。長かった…」と声を震わせた。

9月の下部ステップアップツアー「Skyレディース ABC杯」で優勝したことが、ひとつのきっかけになったという。「4日間、バーディもいっぱい獲れたし、競っていたので。やっぱりゴルフが楽しいなって思えた」。レギュラーツアー2勝の実力者がシードを失う要因ともなった腰痛のケアも含め、オフの準備に万全を期して来季に備える。(愛媛県松山市/亀山泰宏)

<初シード&シード復帰者>
メルセデスランキング/選手名
7/河本結(4季ぶり2度目)
22/大里桃子(2季ぶり5度目)
28/堀琴音(2季ぶり6度目)
30/脇元華(4季ぶり2度目)
31/鶴岡果恋(初)
34/小林夢果(初)
35/小林光希(初)
36/ウー・チャイェン(初)
41/臼井麗香(3季ぶり2度目)
44/柏原明日架(3季ぶり7度目)
47/渡邉彩香(2季ぶり9度目)
49/岡山絵里(3季ぶり6度目)
52/新垣比菜(4季ぶり3度目)※「ヨネックスレディス」優勝
138/イ・ヒョソン(初)※「サロンパスカップ」優勝

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